今、インターネットを活発に活用する男性たちを中心に、ひそかに流行しているのが「オンラインカジノ」です。
オンラインサロン運営者として、「オンラインカジノ」というものがどのようなものなのか、知識として知っておくべき時期に来ていると言えるでしょう。
念のために記載しておきますが、この記事はオンラインサロンユーザーの中にも浸透しつつある「オンラインカジノ」の基礎的知識をつけておくためのコラムであり、決してオンラインカジノを推奨するものではございません。
オンラインサロンの合法性
皆さんご承知の通り、日本国内で認可されているギャンブル以外の賭け事は「賭博および富くじに関する罪」いわゆる賭博罪として、取り締まり・刑罰の対象となる犯罪です。
では、日本に現住所がある者が、日本国内で自分のデバイスからオンラインカジノに参加した場合、この賭博罪で裁かれる対象になるのでしょうか?つまり、オンラインサロンは違法なのかどうか?ということについて見ていきましょう。
オンラインカジノの違法性は2021年8月現在、グレーゾーン
オンラインサロンを明確に違法とし、取り締まり・逮捕する法律が、現状では確立していません。
というのも、後述しますがオンラインカジノはその胴元が本社を置く国においては、きちんとした法とライセンス制度に基づいて、管理され、納税も行って行われており、そこにオンライン上で海外から正規のアカウントを作成して参加することが可能な状態で、かつ、日本国内にもそのこと自体を取り締まるための正式な法規が存在しないので、今のところオンラインカジノへの参加自体は全て「暫定的にではあるが、それぞれの国の法規にのっとった正式な手順で」行われていると考えざるを得ない状況にあるのです。
ですからオンラインカジノを行っているというだけで、違法行為を行っているとは言い切れないということは知っておいた方がよいでしょう。
しかし今後法規の改定などが行われる可能性は十分ありますので、サロン運営者としてはしっかりそうしたトピックスに敏感になっておくべきでしょう。

オンラインカジノは完全に安全ではない
このようないわば「法の抜け穴」とも言える環境下で、海外のオンラインカジノを楽しむ日本人が増えている中、たくさんの人をまとめていく立場のオンラインサロン運営者として注意しておかなければならない点があります。
違法なオンラインカジノに手を出すユーザーも!
先述したように、正式なオンラインカジノというのはそれぞれの胴元が本社を置く国家が、それぞれの法律の下でライセンスを発行し、第三者機関による監査なども行いつつ納税の義務も課し、正規の経済活動の一環として認可されて運営されています。
ただし、こうした営業を行う為には当然、経費が掛かっています。
税金はもちろんですが、使用しているソフトウェアの定期的な第三者機関による監査、様々な規制の下での広報活動…すべてにお金がかかります。
その経費の負担は、当然ながらユーザーへ、カジノの使用料や手数料という形で降りかかってきています。
そこに目をつけ「高還元率!低手数料!」…などと甘言をうたった、完全に違法なオンラインカジノも、残念ながら多数存在するのです。
そして、お金目当てのユーザーは、「どうせ同じギャンブルなんだし…」と、安易な気持ちでそうした完全に違法なオンラインカジノに流れてしまう事もままあるのです!

日本国内の賭博罪は賭け事の場を用意したもの、賭け事をしたもの両方が罰せられることになっています。
自分のサロン内で、ユーザーたちがオンラインカジノの話題をふと出してきてもおかしくはない時代になってきています。
オンラインサロン運営者としては、このような怪しい動きがあることを把握しておくことや、関係する法律の知識をしっかりとアップデートしていく心構えは大切です。