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なぜ、起業するシニア世代が増えているのか?~サロン起業の裏側

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セカンドライフをどう過ごすか。

日本人であれば、今や20代の若者でさえこの話題に興味があると言われています。それを証拠に、この、激動だった2020年。日本人の「総貯蓄金額」はなんと計測史上最高値を記録したとのニュースもあったほど。

さて、そんな堅実な日本における引退後の生活を、どのように描いている人が多いのか。

この記事では、最新の熟年層起業シーンに迫ってみたいと思います。

現代シニアは時代の空気を掴む

2020年、65歳の方が働き盛りの30代だった頃…とはどんな時代だったでしょうか。そう、丁度30年前は、1985年。まさに「バブリー」真っ只中の世代です。

バブリーダンスで話題になった高校生チームが、「祖母の服を借りて…」と発言し話題になったのも耳に新しいかと思いますが、あの好景気真っ盛りだった時代を過ごした世代が今、まさに『二度目の青春』の夢に一歩踏み出し、具体的に動き始めているのがシニア起業シーンの現状というわけなのです。

ですから今のシニア層は非常に流行に敏感で、かつ、大きなお金を動かしてきた実績を持つ方も多いのでこれはと思ったものに投資を惜しまない方が多いです。

熟年層は変化した。そのワケとは

世界を席巻するハイファッションや美食に連日囲まれ、世界と日本を股にかけて活躍した一時期を知る世代が、そのきらびやかなバブル景気で培かった最先端を見抜く目と、人脈、深い知見、広い視野。そして、投資への意欲。

これらを持つ人々が多忙な毎日の仕事から解き放たれ、退職金や年金を手に、時間の余裕もできた時、どのような活動を良しとするのか?

一昔前のシニアのように、『プロに任せて自分は家の書斎で葉巻や自家焙煎珈琲をくゆらせ、ゆったりと不動産、有価証券に投資』…『悠々自適で土にまみれて、息子夫婦も田舎に招いて自家栽培の野菜や穀物で居酒屋、蕎麦屋の経営』…このような選択肢を歩もうと考えるシニアは、もはや少数派

今、プラチナ世代と呼ばれる人々は『コミュニティ構築にこそ真の価値あり』と見抜いています。

注目集めるリスタートの形、サロン起業

インターネット創生期の2000年ごろ、今のシニア層は40代半ばでした。

ある程度お金にも余裕があり、自分のパソコンを所有していた方も多いので、意外にも、日本のSNSユーザーの様々な変遷を最も知る世代はこの方たちかもしれません。掲示板。そしてmixi、Facebook、ニコニコ動画、Twitter、YouTube…それぞれの場においてのメリット、デメリットを実際に経験し、ご承知の方も少なくはないのです。

こうした背景を持つ年齢を重ねた世代の起業家たちの欲望のベクトルが、『今までより一層ハイクオリティな関係性を保てるコミュニティ構築へと投資したい』という方向性に向かっていくことはごく自然な流れでしょう。

雑事に煩わされない品質が高い交流が約束されているばかりか、人としての価値をそのままマネタイズできる可能性も秘めるオンラインサロン起業。

サロン起業、という選択肢が、今を生きるプラチナ世代の人々にとって非常に魅力的なものの一つとして躍り出て来ていることは、全く不思議な事ではないのです。

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