日本国内におけるインターネットサービスの普及率は、俗にインターネット元年と呼ばれる2000年が37.1%だったのに比して、2020年5月の総務省発表資料による最新データでは日本の人口の実に89.8%に及んでいるとされています。
生活必需品と呼んで差し支えがないほど人々の日常に浸透したインターネット通信サービス。
数々の流行を経て、今「大人世代の」ネットユーザーの多くが会費制有料オンラインサロンに熱い視線を注いでいます。
今回は、延べ利用者数を年々急激に増加させているサブスクリプション型オンラインサロンを活用し、最新のトレンドを上手に捉える方法について考えていきます。
クローズドな場だからこそ交わされる本音の対話に秘められたトレンドの種
様々なビジネスに活用する情報収集を目的として、オンラインサロンの有料会員となるユーザーが増えています。
その理由は簡単。オープンなSNSに関わる、時に刑事事件を伴う数々のトラブルを経たことにより、無料SNSサービスが”誰もが気軽に参加できる自由な意見交換の場”というイメージを徐々に失いつつあるからです。
テレビ番組の情報バラエティ番組などにおいても、以前は盛んに有名SNSでこれが話題!等というランキングが放映されていましたが、このところ目にすることも少なくなってきているのではないでしょうか?
個人情報に関わるリテラシー等も高まるにつれ、オープンな場に明らかになっている率直な意見や感想の数は急速に減少しているのが現実。だからこそ今、サブスクリプション型オンラインサロンの内部で交わされる情報の価値が相対的に上昇している時だと言えます。
ポイントとなるスタンスは”積極的傾聴”
とはいえ、ただ自分が得たいテーマのオンラインサロンに参加しただけでは得たい情報が得られるとは限りません。
様々なモチベーションを持ってその場に参加するユーザー達から、価値ある素直な本音を引き出す為にはどのようなスタンスでオンラインサロンに参加するのがベストなのでしょうか。
そのポイントとなるのは”積極的傾聴”。
自分から、どんどん積極的にテーマへの提案や会話のきっかけを投げかけていくものの、その後は相鎚役となり、素早いレスポンスと共感を交えて対立するような議論を避けながら盛り上げていく。
常に意識してこのスタンスをとることで、リラックスした雰囲気の中で今後のトレンドを予測するために価値ある、本音の意見をたくさん聞くことができるでしょう。