オンラインサロンに多くのメンバーを招き入れるには、まず、サロンの存在そのものを知ってもらう「認知」の段階を経て、そして、サロンの案内・申し込みページ(ランディングページ)に多くのアクセスを集める必要があります。
ただし、アクセスが多いだけでは、サロンの申し込み数が増加するとは限りません。やみくもに集められたアクセスでは、そのオンラインサロンに申し込みたいと思う属性の人が含まれるかどうかは、偶然に左右されてしまうからです。
その一方で、たとえランディングページへのアクセス数は少なくても、サロンの属性に合った人の割合が高ければ、申し込み数は順調に増えていくものです。
この記事では、オンラインサロンの集客にあたって、あなたが集めたい属性を具体的に定める「ペルソナ設定」についてお伝えいたします。
ペルソナとは、サロンにとって理想のメンバー
ペルソナとはマーケティング用語で、企業が提供するサービスや商品にとって理想の見込み客につき、性別・年齢・職業・ライフスタイル・価値観などを、具体的にモデル化したものをいいます。
すでにオンラインサロンに理想的なメンバーが所属していれば、その実際のメンバーを元にペルソナを設定することもあります。
しかし、理想のメンバーがなかなか入らなくて悩むオンラインサロン主催者のほうが多いでしょうから、架空のペルソナを設定する場合が大半でもあります。
ペルソナは、実際の人物像が生々しく立ち上がってくるほど、リアリティと具体性をもって設定すべきです。「30代」ではなく『33歳』と定めたほうがいいですし、「東京都在住」よりも『練馬区の商店街のそばの1DKマンションで、一人暮らしをしているが、去年から2匹の猫を飼っている』など、徹底した具体化が重要となります。
ペルソナに向けて、どんなメッセージを送るか?
オンラインサロンのランディングページには、ペルソナに対して呼びかけて、サロンへ誘うような文章や画像、動画を掲載すると、理想的なメンバーがサロン内に少しずつ集まってくるようになります。
「休日に一人暮らしで、友人は家族もちばかりで誘いづらく、もし少しでも寂しいと思う一瞬があるなら、全国で似た境遇にある愉快なメンバーたちと、サロン上で交流しませんか」と、ペルソナの具体的な悩みに直接応えるようなオンラインサロンの誘い文句を考え出すことができます。
これぐらい具体化していると、ペルソナど真ん中の人だけでなく、ペルソナに近い周辺属性の見込み客まで自然と引き寄せられてくるものです。