2020年、世界経済が新型コロナ感染拡大の影響を受ける以前から、日本人の投資意欲は上昇傾向にありました。
金融緩和と財政出動を行い続けると宣言していたアベノミクスの継続により、雇用環境が改善し、新卒の内定獲得率も急上昇。こうした中で、セミリタイアを目指す若年層~壮年期の幅広い世代に、投資という選択肢が注目されていた為です。オンラインサロン業界でも投資系は常にランキング上位を更新し続けてきました。
しかしご存知の通り、2020年は波乱の1年となりました。今後投資民たちはどのようなマインドの移り変わりを見せていくのか?専門家の読みを元に、ご紹介していきます。
セミリタイアへの欲求は上昇!
新型コロナ危機を経て、投資民たちの意識は以前より更に、老後の資産形成へと向き始めています。
なぜなら、今回の危機を乗り越えても、いつまた同様の経済状況に陥るか分かったものではない…そうなったとき、どんな業界にいても、決して安定などあり得ないことだ…という、いわば「脱・安定志向」を持たざるを得ない人々が急増したからです。
企業の内部でコツコツと実績を積み、年功序列で年金でリタイアを…そんなのんびりとした老後観を持っている人は、今はむしろ少数派となっているのではないでしょうか。
危機の後には必ず来る!株価先行型経済
大地震や疫病など、突然起きた不慮の出来事が原因の経済危機の場合、今まで行っていた流通や小売りなどの一部の産業が一時的に突然休業状態になるため、当然、相場も急速に落ち込みます。
特に今回、非常に地理的にも幅広く日本全土がその対象となり、業種もほぼ全種類に及ぶという未曽有の事態となりました。
こうした時、とてもではないが投資という選択肢は無くなる…と思いがちですが、実は逆なのだそう。
これほどの大きな経済危機が起これば、普段あり得ないような大規模な経済政策も採用されるため、株価先行型景気回復が起こるというのが投資民の常識。
つまり、危機と見える今ですが、逆に投資系サブスクリプションオンラインサロンを活用し投資の知識をつけ、国の行う地方創生支援金事業なども活用して、セミリタイアを狙う層の拡大が見込まれているのです。