オンラインサロンは、主催者の興味関心や得意分野に応じて、今やたくさんの種類があります。
オンラインサロンの中でも、競争が激しい分野は、血で血を洗う「レッドオーシャン」といわれます。新規参入も多いですが、廃止されるサロンもやはり多い、栄枯盛衰の激しいジャンルです。
その一方で、ほとんど競争相手のいないニッチ・マニアックな分野は、平穏な「ブルーオーシャン」です。ライバルがいないので唯一無二の存在になれる可能性がありますが、新規メンバーの加入を増やしづらい弱点もあります。
では、具体的にレッドオーシャンのサロンと、ブルーオーシャンのサロンには、どういう特徴があるのか、見ていきます。
レッドオーシャンのオンラインサロン
ビジネス・起業・副業系のオンラインサロンは、需要もありますが、すでに既存のサロンがたくさんできているジャンルです。
お金・仕事が関わるサロンですので、主催者が起業家としてどれほどの実績があるのか、そして他の起業家をどれほど「勝たせて」いるのかを厳しくみられます。結果が出なければすぐに退会されます。
関連して、ブランディング(セルフブランディング)・投資(株式/FX/不動産/仮想通貨)・海外移住なども既存のサロンが多いジャンルです。同じように、「主催者自身はどうか」「メンバーがどれだけ結果を出しているか」を厳しく検討されます。
英会話のオンラインサロンも増えています。確かに、海外旅行・海外赴任・インバウンド業務などで、英語を話したい、学び直したいという需要は多いのですが、ライバルも多くできては消えていく厳しいジャンルであることを認識しておく必要があります。
何らかの強い特徴や個性がなければ、人々から選ばれなくなっています。
スピリチュアル系のオンラインサロンも急増していますし、女性向けに限っては、美容系オンラインサロンもレッドオーシャンのひとつといえるでしょう。
ブルーオーシャンのオンラインサロン
その一方で、いまだにほとんど存在せず、ライバル不在のブルーオーシャン分野があります。
わかりやすいのは、英語以外の言語に関するオンラインサロンです。英会話の需要は莫大にあるのですが、それ以外の言語となると、必要性は感じていても、日本人にとっての優先順位は下がります。中でも中国語や韓国語に関するオンラインサロンは、人が集まりにくく意外と運営が難しいのか、まだブルーオーシャンになっているのが実情です。
このほかでも、自信や思い入れのあるジャンルであれば、ライバルがいないとしても必要以上に不安に思う必要はありません。思い切って立ち上げて、しばらく運営してみましょう。
集客にお金をかけすぎなければ、たとえメンバーが少なくても、地道に長く運営していけます。粘り強く運営していくうちに、いろいろな貴重な縁やチャンスを得ることもできるでしょうし、オンラインサロン業界で確固たる地位を築くこともできます。