大手の芸能事務所に所属し、歌とダンス以外にもバラエティやクイズ、CM出演などをテレビ番組でひんぱんに披露しているメジャーアイドルとは異なり、2000名収容以下の小規模のライブハウスで、ファンと身近な関係を築きながら歌とダンスを主に披露して活動していくいわゆる「地下アイドル」。
今、日本にはこうした地下アイドル活動を行う女性が数十万人存在すると言われています。
そして、その活動を支えているのがアイドルファンです。
今回は、アフターコロナと呼ばれるこの時代、地下アイドルやそのファンにとってサブスクリプション型オンラインサロンが果たす役割についてみていきます。
「アイドルのたまご」…はもう古い?!
最初にお伝えした通り、「地下アイドル」はメジャーアイドルのように頻繁にテレビに出ることが無いため、「早くテレビに出られるようになるといいね!」…といった目で見られることも少なくはない存在です。
しかし、実際の地下アイドルやそのファンたちに話を聞いてみれば、もうそれは古い感覚なのだそう。
現代の地下アイドル事情はといえば、決して「メジャーになるための修業期間」などではなく、「地下アイドルとしての確固たるビジネスモデルが存在しており、そこでの良質な活動こそが目的」というムーヴメントがもはや主流。
地下アイドル「ならでは」「だからこそ」提供できる、アイドルの楽しみ方を求めてやってくるファンに対して、メジャーアイドルには決してできないエンターテイメントのありかたを提供しているのが、現代の地下アイドルなのです。
そして、その地下アイドルがアフターコロナのこの時代に活躍の場として、サブスクリプション型オンラインサロンを選択し始めている…という現象が国内各地で起きています。
気持ちを「贈る」も「受け取る」もダイレクトに、だから繋がる
Facebookやmixiの時代を経て、2020年代最新のカスタマイズオンラインサロンの機能は、ライブ動画配信や投げ銭イベント、有料動画コンテンツ購入などへの対応が実に多彩でスムーズ。
グッズ販売の際にも、クリアな画像のピックアップや購入動作まで、非常にスタイリッシュでスマートなユーザーインターフェイスを実現できているのが現状。
まさに、バーチャル時代のアイドルとファンを繋ぐにふさわしいステージがすでに目の前に実現していると言えます。
いまや、既にインスタグラムやツイッターなど制約が多い既成のSNSを一般向けの周知、告知ツールとしてのみ活用し、実際の活動の場をサブスクリプション型オンラインサロンへと移している地下アイドルが多数派になりつつあるのも、この辺りに原因があるのでしょう。