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オンラインサロンの歴史が幕を開ける前の 類似オンラインサービス(後編)

オンラインサロンの元祖は、2010年に日本で立ち上げられた「MG(X)」だといわれています。

オンラインサロンの特徴を、仮に「1.有料会員に限定したサービス」「2.オンラインサービス」「3.双方向コミュニケーションが主体のサービス」と定義すれば、その特徴に似たものは、2009年以前から、いくつもありました。

<前編はこちらから>(※URLリンク)

有料メールマガジン

メルマガ事業最大手の「まぐまぐ!」が2001年に始めた「まぐまぐ!プレミアム」が、有料メールマガジンではほぼ寡占状態のシェアや知名度を占めています。

有料メールマガジンも、オンラインサロンに近いものの、双方向コミュニケーションの性質が薄い点は異なります。どちらかというと「書き手」である配信者が優位で、会員はメールマガジンに書かれた内容を受け取り続ける関係性が強いです。

その点では、文字通り「マガジン(雑誌)」にも近い性質があり、炎上もしにくいです。

もっとも、読者からの感想や質問、相談をメルマガ上で紹介し、配信者が回答したりすることもありますが、それでも読者同士のコミュニケーションは薄い傾向があります。

掲示板(BBS)

初期のインターネットで、双方向オンラインコミュニケーションの媒体として使われていた元祖は、BBSです。個人ホームページでは必ずと言っていいほど設置されていました。

このBBSを大規模にして、独自に拡大発展させたのが「2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)」です。

誰にでも開かれた場でやりとりしているので、荒らされるおそれが常にあります。

mixi(ミクシィ)のコミュニティ

2004年に開設され、日本で独自に発展した初期のSNSです。会員制サービスでいちおう閉じられていますが、無料かつ匿名で利用できるため、事実上「閉じられたインターネット」ではありません。やはり炎上と隣り合わせでした。

何もコメントを書きこまなくても、プロフィールなどを読んだ履歴が相手に見えて、コミュニケーションを始めるきっかけになる「足あと」という機能が特徴的です。

また、テーマ別に会員が情報交換する「コミュニティ」は、パソコン通信のフォーラムに似た雰囲気があり、深くて専門的なやりとりが行われていることもあります。

Twitterの鍵アカウント

Twitterで、誰かをフォローしてつぶやきを読むことは、基本的に自由にできますが、フォローを許可制にして、つぶやきを読めるフォロワーを限定しているのが鍵アカウントです。

その点では、オンラインサロンに近い「閉じたインターネット」だといえます。

公開アカウントと鍵アカウントを両方持っている人も少なくありません。

ただ、オンラインサロンのように明確なテーマを持って運営されている鍵アカウントは少なく、現実社会で吐き出しにくい「陰口」や「愚痴」を書き込み続けるものが多いようです。