大激動だった2020年を過ぎて、2021年上半期は一体どのようなオンラインサロンがトレンドを迎えるのでしょうか。
また、既存のサブスクリプション型オンラインサロンの内部でも、同様のトレンドに沿った企画やルームの立ち上げが活発化しそうです。
早速、2021年上半期オンラインサロン業界のトレンド予測をみていきましょう。
東京一極集中の見直しが加速
ビジネスに、観光。海外からも国内からも、常に熱い視線を集め続けてきた国際都市、東京。
しかし同時に近年、日本の政治経済の首都一極化の弊害も叫ばれていた所ではありました。そんな中今回感染症大流行に見舞われてしまった事で、一気に都市機能分散への動きが加速する可能性があります。
また、同性異性問わず他者を性的対象として見なさない性のあり方「Aセク」や、電車移動や大勢と一緒に仕事をするオフィス環境生活が困難な「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」等、新しい個性と共存する人々の声が顕在化してきている事も、地方移住へのトレンドを高める要因となるでしょう。
こうした動きの中で
・非婚姻型共同生活Iターン、Jターン
・車中泊、キャンピングカー暮らし
等が注目のテーマ。
また、オンラインサロン主宰者の成功モデルとして、所有する都心部のマンションを外国人ビジネスパーソンに貸し出し、自分は郊外に住むというスタイルが人気を集めそうです。
新しい仕事のあり方を模索するサロンの頼もしさ
もうひとつのトレンドとして着目できる動きが、介護やテレワーク、Uberなど感染症拡大期において一躍連日のトレンドワードとなった「次世代の働き方」へのサポートを行うことができる場として、オンラインサロンを活用しようというもの。
2020年2月以前と現在とでは、医療や介護現場の会議の場でウェブ会議ツールが使用される率は比較にならないほど増加しています。もちろん、そのほかの業種におけるテレワークの現場も増加。
また、Uberに代表される、新しい生活様式だからこそ多忙な業種での副業を行う人口も急上昇。
こうした今までの「安定」から離れて、新しい仕事のあり方を模索する時、「仲間」がそこに居ることの心強さ、大切さを誰もが実感した一年を経て、2021年は既存のやり方に囚われない仕事のあり方を共に学び、作り出していくタイプのオンラインサロンもトレンドに上ってくることは間違いありません。