2019年、日本においてUberEatsが本格的にサービス展開を開始してから3年余。
全国各地の人口密集地域において、フードデリバリー配達員が活躍する姿を見かけない日はない、という程人気のサービスとなりました。
新業種が活発になる要因は、オンラインサロンにも大きな影響を与えます。今回はフードデリバリー業界について探っていきたいと思います。
群雄割拠の時代を経て、進化したフードデリバリー業態
最大時、10社もの同形態フードデリバリー企業が競って争っていた業界内も、2022年に入り、結果的に最も早く参入したUberEats一強の形に落ち着いたかに見えています。
この理由はやはり、利用者、配達員、参加企業三方にとって使いやすいアプリの開発が結果を分けたところではないでしょうか。
シンプルなインターフェイスに、誰にでもわかりやすい全世界統一化されたバナー構成。報酬や、支払額もワンタップでひと目でいつでも確認できるようになっており非常に便利です。
特に配達員にとっては、仕事に入る際ワンタップで参加でき、休憩に入るときもいちいち時間などを自分で入力する必要もなく、通知をオフにする感覚ですぐに休憩に入れる。
この気楽さが、結局は多くの配達員をUberEatsに集中させる結果となり、それによって料理の届きやすさも1位をとることができた。
ここは大きなポイントと言えるでしょう。
フードデリバリー業界とオンラインサロンには興隆を共にする要素がある
このようなフードデリバリーの興隆ですが、実はオンラインサロンの運営にも深く関連がある要素をはらんでいます。
それは、「在宅で過ごす時間の増加」という要素です。
そもそも、フードデリバリーとはもともと出前を行っていなかった普通のレストランの料理を家で食べられることが人気の秘密であり、画期的な部分でした。
必然的に、レストランなどがある程度たくさんある地域でなければ、フードデリバリーという業界自体が成立しないことになります。
しかし、ここで考えて頂きたいことがあります。「なぜ、外にレストランがたくさんあるのにわざわざ配達料を支払ってまで家に料理を運んできてもらう人が増えたの?」
そうです。ここに人々の暮らしが大きく変わったポイントを見ることができますよね。
数万種類のコンテンツを家で楽しめる配信サービスの普及。ブランド衣料などオシャレにお金を掛けなくなった世代の増加。携帯電話でゲームを楽しむ世代の増加。
人々の生活は、次第にリアル店舗よりも、インターネット上ですべてを完結させる方向へと確実に進みつつあるのです、
その結果、間近に色々なレストランがあるにもかかわらず、着替えて外まで行くのも面倒…このまま部屋で食べたいとなり、フードデリバリー業界が成立するようになりました。
この、人々の生活形態の大きな変革は、まさにオンラインサロン業界にとってもチャンスです。
今までは外の店舗で行っていた様々な業種を、安全な護られた空間内で再現できるオンラインサロン。
既存の音声、動画だけでなくNFT等新しい要素も次々取り入れられ、益々進化していくオンラインサロンという空間には、今まで以上の発展可能性が秘められていると言えるでしょう。