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根強い「日本好き外国人」層が今後オンラインサロン業界にもたらす影響とは

日本人として日本に生活していると、ともすれば全く意識することがなくなってしまいますが、私たちは世界の中で日本という独立国家の国籍を有する「日本人」として生きている側面を持っています。

同時翻訳技術の発達、NFT取引の増加などにより、今後オンラインサロンユーザーとしても、運営者としても、海外のインターネットユーザーと直接交流する機会が増加してくる可能性は非常に高いものがあります。

日本という国が外国籍の人々に与えるイメージ、そして日本人というものがもつイメージの変遷と現状を知っておくことはプラスになるでしょう。

不思議な国、日本

日本はその歴史において、国家の成立そのものに他国との戦争が存在していない珍しい国家です。

今現在、地球上に存在する196の国々。

そのほとんどの国のそもそもの歴史上に、周囲の国境を接する地域との紛争や戦争の繰り返しの歴史があります。

第二次世界大戦後の現状の国境線に落ち着くまでの間、国として成立し、その国家体制が確立するまでの期間において、武力と武力でのぶつかり合いと国境線の変更が幾度となく繰り返され、ようやく今の形に収まった、という国が圧倒的に多いです。

今、自分が暮らしている国というものは、そうやって出来上がったものだ、という認識が、心のどこかにある人類の割合が圧倒的に多いという事です。

しかし、日本人が、日本の国を想う時、「この状態は他国との戦争によって成し遂げられたものだ」と考える人はほぼ皆無でしょう。

日本は自然が存在するかの如くただそこにあらかじめあったもので、そこに生まれて日本語を話しているから、自分が日本人であることは当然だ、と感じ、更に言えば他の国の人もそうなのではないか、とさえ考えている人も多いのかもしれません。

このような自然発生的な文化集団がそのまま現代社会に移行して「国家」となっている例は実は大変希少で、ほぼ他に類を見ないとさえ言えます。

ヨーロッパの中のいくつかの国、例えばデンマークなどは、ナポレオン戦争やイギリスによる攻撃など色々を経ているとはいえ現状も含めて「日本人」が持つ感覚に近いものを持っているかもしれません。人口わずか300万人のアルメニアは、他国の侵攻・大量虐殺を経験したり、いったんソビエト連邦に取り込まれてしまったりなどやはり色々とあったものの、独自のアルメニア文字・言語を今でも使用し、首都には2800年前から使用されている建造物が今でもあるなど共通点も多くあります。国家の枠を超えてしまいますが、それほど古来から継続して民族としての自覚を持ち続けている文化集団という意味ではイスラエル系の民(ユダヤ人)や、中国の中の最多民族である漢民族の感覚にも近いものがあるかもしれません。

悲惨な敗戦からの復活の姿

このような特異な国家である日本に、第二次世界大戦末期原子爆弾が2個投下されてしまいます。その悲惨さは海外の人々の心にも深く印象づいています。

これほどの敗戦を喫し、その後ロシア(過去はソビエト連邦)、中国、欧米の対立する価値観にもまれながらも、独自の文化を失わず、国際社会で存在感を発揮するまでになっている現在の日本の姿は、私たちが思っているよりもずっと独特の印象を海外の人々に与えています。

戦後80年になろうとする今だからこそ、益々非常なる「好奇心」のフィルターを通して見られている、と考えて決して過剰ではない、と言えると思います。

日本そのものが博物館級

私たちは普段全く意識することはありませんが、海外の人々からみると「日本」が今のような形で成立しているその状況が、それだけでも博物館の中の陳列物のように感じられている場合も多々あるのです。

日本人としてこのような感覚を逆目線で実感するのは難しいですが、例えば先に挙げたデンマークやアルメニアについて、歴史を学び、その上で彼らの今の文化に目を通してみると、海外の人々が日本に対して感じているのに似た感覚を味わえるのではないかと思います。

日本の自然の美しさ。アニメや音楽などの独特のサブカルチャー。神社や仏閣など歴史ある建築物。そして、近代建築。さらに、多彩な食材を活かした豊富な食文化。

私たち日本人が望むにしろ望まないにしろ、海外の人々はこのような日本が持つ特有のものすべてに好奇心いっぱいの目線を向けてきます。

オンラインサロンを運営するのであれば、こうした海外の人々からの目線、そしてその時々のトピックによっても微妙に変化するものですので、推移にも敏感になっておいて損はないものだと思います。