オンラインサロンには、その構築や運営のために使われるインターネット上のプラットフォームが、いくつかあります。
そのうち、代表的なものがFacebookグループです。
Facebookは日本だけでも会員数(アカウント数)が2,600万以上(2019年7月時点)あるとされ、単純計算で日本人の約5人に1人が使っていることになるほど普及しています。しかも、実名で顔出しが原則とされているという特徴があります。
Facebook内で、特定の目的で人々が集まって交流するFacebookグループには、「公開」と「プライベート(非公開)」があり、オンラインサロンでFacebookグループを使うときには、部外者が入れない「プライベート」が使われます(無料オンラインサロンの一部では、公開Facebookグループが使われている場合もあります)。
では、Facebookグループをオンラインサロンの運営目的で活用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
実名SNSだからこその安心感
Facebookは、顔写真を載せて実名で参加する代表的なSNSです。よって、自分の身分を隠して傍若無人な書き込みをしたり、他人を攻撃して炎上に加担したりする確率が少ないです。それで、オンラインサロン上のコミュニケーションの安全性が確保されます。
それぞれの参加者が普段、Facebook上でどのような投稿をしているのかも確認できるので、新規メンバーがどんな性格で、何が好きで、どんな価値観に基づいて発言・行動しているのかがわかります。その点も、オンラインサロン運営者にとっては安心材料となるでしょう。
ただし、Facebookアカウントを登録するときには、身分証明書などで「本当に実名なのか」を確認する手続きがありません。よって、偽名で登録すること自体は可能ですし、顔写真でない別の画像を登録することもできます。
ただ、偽名・匿名・顔写真無しで参加を申し込まれた場合、構わずに入れるのか、それとも実名顔出しを参加条件にするのかは、運営者自身で決めることができます。
すぐに作れる
Facebookグループは、Facebookアカウントがあれば、無料ですぐに作ることができます。
グループ名や、公開・プライベートの種別、初期のグループメンバーなど、いくつか最低限の記入事項はありますが、作成するだけなら2~3分もあれば十分です。その点の手軽さやハードルの低さも、オンラインサロン主催者にFacebookグループが多く採用されている理由といえます。