スマートフォンが高性能になり、4Gや5Gなどといった高速回線の電波が普及していくにつれて、いつでもどこでも、誰でも動画を配信できる環境が整うようになりました。
しかし、動画配信のハードルが下がり、手軽にネットへ動画を出すことができるにつれて、基本的なことに気が回っていない配信者も、目立つようになりました。
視聴者にとって決して印象のよくない動画を作っており、知らず知らずのうちに、しなくてもいい損をしている配信者も増えています。
そこで、この記事では、動画配信の基本的な心得のうち、「照明(ライト)」の重要性についてお伝えしています。
動画配信と照明は、セットだと考えたほうがいい
動画を配信しようと決めたら、必ず照明も用意・調達するようにしましょう。
LEDで手軽に使えるライトも、安く売り出されています。白色の光だけでなく、少し黄色みがかった電球色など、ナチュラルな色味も人気です。
少し効果ですが、円形の照明(リングライト)を使うと、瞳が円形に輝いて見えるため、女性配信者にも人気です。その輪っかの中心にカメラを構えると、位置的にも適切になります。
ただし、照明の光を直接当てると、肌などが不自然な明るさに見えることもありますし、メガネのレンズやアクセサリーなどが、光を反射して見栄えが悪くなるリスクもあります。
照明を一度、白い壁に当てて、その拡散された柔らかい光によって撮影すると、より自然に見えることがあります。
屋外では、逆光にならないよう注意!
室内の照明はせいぜい数千ルクスの明るさが限界ですが、日光は約10万ルクスあるといわれます。
よって、晴れた昼間の屋外なら、照明は必要ありません。
その代わりに、カメラのレンズが太陽の位置と向き合う方向になると、被写体が暗く見える「逆光」という現象が起きます。
被写体の顔に日光が当たるよう、カメラ位置は前もって調整しておくようにしましょう。
どうしても逆光の位置関係で撮影する必要がある場合は、レフ板などで日光を拾って被写体に当てるなどの工夫が必要になるでしょう。
照明が足りなければ、動画編集で調整
撮影した後に、画面が思ったよりも暗いことに気づき、撮り直しもできないような状況ならば、事後的に、動画編集ソフトで顔の明るさや色味を調整することもできます。
しかし、顔の色味や明るさの調整が行きすぎれば、映像の粒子に粗いノイズが入って見栄えが悪くなったりするおそれがあります。
よって、動画編集ソフトを照明の代わりにするのは限界があると心得ておきましょう。
あくまでも、照明の明かりが足りないときの、補助的な調整の範囲で留めておくことが重要です。
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