激動の新しい生活様式の誕生と、それに伴う経済情勢の変動を経て、私たちは投資系オンラインサロンに今、何を求めているのか?
今回は、多種多彩な各ジャンルの投資系サロンが肩を並べる現代、有料オンラインサロンに参加して最も取るべき情報とは何なのかを考察してみました。
他人の敷いたレールの上で勝負をしない
私たちが投資を行う際、一番初めのマインドセットにおいて最も注意を払うべきは、「一体、自分は何のために投資を行っているのか?」という事でしょう。
経済情勢が不安定なこの時代。電車の吊り広告や、書店の店頭、Web広告には「いつまでも会社員のままでいいのですか?」「過去の自分を脱ぎ捨て、生まれ変わる!」…等の刺激的な売り文句が数多く並ぶようになりました。
毎日のようにそういったキャッチフレーズを目にしているうちに、まるで安定した正社員として給与所得を得ていることが間違った事のように思えてくる方がおられるかもしれません。
また、投資というものは、早期リタイヤや不労所得を恒久的に得ることができる生活になるために行うものだ、という考えにいつの間にか捕らわれてしまっていた、という方も少なくないのが現状ではないでしょうか。
しかし、実際には何のために投資を行うのかという原点は、個々がそれぞれ決めれば良いことであり、全員が正社員の早期リタイヤを目指す必要等どこにもないのです。安定した正社員を続けながら、特定の業界の内情に詳しくなるために投資を勉強し、リテラシーを培う。そんな立場も充分あり得るわけで、決して他人に自分の価値観を決めさせるべきではない、というポリシーはいつも胸に刻んでおきたいものですね。
オンラインサロンでの出会いで得られる金より輝く貴重な物とは
投資系オンラインサロンを開設し、一定以上の水準をキープしつつ運営できている人達は、それぞれジャンルは違えど金融や投資のプロフェッショナルばかり。
投資週刊誌の編集人や、有名MBA集団、金融コンサルティング会社経営者など…。普段、生活しているだけでは絶対に出会うことがないような人々ばかりです。
投資系オンラインサロンの利点とは、「早期リタイヤできる方法を知ることができる」等ではなく。こうしたサロンならではの出会いにより貴重な人脈を幾つも築き、毎日優れたリテラシーや投資哲学に間近で触れ合うことによって、やがて自分自身の中に自分独自の個性として、「自分だけの投資ポリシー」、「希望する複数の投資先イメージ」、「損切りを見極める眼」が育っていく…こうした部分にこそあると言えそうです。