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サブスクリプションを投げ銭投資だと考えてもらうために

法人向けオンラインサロン制作なら

2020年、世界レベルで大きな社会構造の変革が起こり、人々の消費活動にも多大なる変化が訪れた一年でした。

そんな中、一躍スポットライトを浴びた消費活動が「投げ銭プラットフォームを活用した、Web上コンテンツに対する課金」です。

今回はサブスクリプション型オンラインサロンにおいて、ユーザーにこの投げ銭方式課金マインドを活用して頂く為の方法について、考えてみました。

投げ銭の成功例に学ぶ

2020年。投げ銭プラットフォームというシステムを一躍有名にしたのは、2013年からドワンゴで活躍する老舗ゲーム実況ユニット、M.S.S Projectの「1億2千万円投げ銭事件」でしょう。

新型コロナウイルス流行前に企画されていた、北海道から主要都市を周り福岡まで日本を縦断する予定だった全国12公演ツアー。これが、不慮の事態によりツアー途中でやむなく残り公演全中止。公演チケットを払い戻しした上での、改めて開催された無観客ステージの中継において、上記の投げ銭がファンから寄せられたのです。

「事件」と呼びたくなるほど、彼らが集めた投げ銭の額は大きなものでした。今までゲーム実況や配信、投げ銭という物を全く知らなかった層にまで周知を徹底するきっかけとなった出来事だと言われています。

彼らがこれほどまでの投げ銭を集めることができた理由は何なのでしょう。

まず考えられるのは、彼らのファン層は元々、「自分達が応援することでM.S.S Projectを育ててきた」という意識が強い人々だったことがあるでしょう。2013年、人気だったMinecraft動画の再生回数が多かったり、料理系面白動画が100万回再生数達成したりしたことで、地味に認知をあげていった彼ら。

周りにいた人たちは、「自分達が育てた有名人」という意識を強く持っていることと思います。

そんな彼らが新型コロナでピンチに陥ったとなれば、自分達が助けなければ!ファン達皆がそういう発想を持った結果が、1億2千万円投げ銭という事態を達成したのだと思われます。

投資とリターン。その関係性を明示化できる強み

このようにユーザー側のマインドに変革が起こっているプロセスにおいて、サブスクリプション型オンラインサロンの月会費を、単なる「利用料」とカテゴライズしてしまうのは非常に勿体ないことです。

コンテンツを作成する側も、ユーザー側の投資や投げ銭等の多彩な課金マインドを理解した上で上手に活用し、その場に応じた発信イメージを造り上げていく必要があると思います。

例えば、サブスクリプション型オンラインサロンへの月会費を投げ銭投資と考えて貰うのであれば、貴方がうちのサロンに投資したこの月会費は、こうしたリターンとなってかえってきますよ、と、わかりやすい形で明示化できているサロンがこれからの時代、支持を受け易いのではないでしょうか。

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