時間と手間を掛けて、ようやくオンラインサロンを立ち上げたのに、参加希望者がほとんど入ってこないと落ち込みますよね。
メンバーが少ないと、運営のモチベーションも下がり、せっかく参加してくれているメンバーの満足度も下がってしまう悪循環に陥りかねません。
ひょっとすると、あなたのオンラインサロンには、最低限のマーケティング戦略が足りないのかもしれません。
この記事では、オンラインサロンの参加者増加をめざす主催者が知っておきたい、マーケティングの基本をお伝えします。
お金を払ってでも解決したい、切実な悩みをテーマにしたほうがいい
マーケティング理論の基本として押さえておきたいのが「3C分析」です。
Company(自社)、Consumer(顧客)、Competitor(競合)の3つの「C」について検討しながら、自社はどんな事業をどのような形で提供すべきかを考えることです。
まずは、「自社と顧客」(サロンの主催者と参加者)のビジネス上の関係性について、徹底的に考え抜きましょう。
月会費を徴収するオンラインサロンであれば、「お金を払ってでも解決したい、切実な悩み」にフォーカスするのが、ビジネスの王道です。
つまり、収入が減った問題を解決する「集客・起業・副業」のサロンや、健康問題を解消する「ダイエット・医療・介護」系のサロン、難しい人間関係を解決する「恋愛・婚活・性生活」のサロンなどは、人気や注目を集めやすいのです。
悩み解決系の有料サロンに比べると、趣味・娯楽系の有料サロンは、一般論としてどうしても集客が難しくなります。
しかし、参加者をワクワクさせ、日々の楽しみを増やす企画を多く打ち出せれば、趣味娯楽系サロンでも集客の高い壁を乗り越えられます。
同じジャンルでライバル関係にあるサロンを、ちゃんと調査していますか?
うまくいかないサロン運営者の多くは、競合関係(Competitor)にあるライバルサロンを軽く見て、自分のやりたいことばかりを貫く傾向があります。
しかし、2500年前の古代中国で、戦略家の孫子が「彼(敵)を知り、己を知れば、百戦危うからず」と語ったように、ライバルを徹底研究しながら、自分自身がどのような立ち位置や方法でサロンを運営すべきかを考え抜くのが、成功の基本なのです。
世間の需要のわりに、競合サロンが少ない「ブルーオーシャン」の分野なら、その競合を「真似る」ことで成功しやすくなります。
ただ、世間の需要を超えて、多くの競合がひしめいている「レッドオーシャン」の分野なら、競合がまだ進出していないコンセプトやターゲットを探して打ち出す「差別化戦略」が有効です。
差別化のアイデアは、別のジャンルの人気サロンを研究して真似ることが、有益なヒントとなりやすいです。