今、日本の農業が大きく変化しています。
日本の食を支える国産米や野菜、畜産物。戦前戦後を通じ昔ながらの地域と行政のやりとりを通じた一日千秋のスタイルのままで進められてきた日本の農業業態が、DX化という大きな波に乗り、動き出したのです。
こうしたネオ農業をテーマとしたオンラインサロンも今後次々にヒットしていくと考えられます。
最新の状況を見ていきます。
DXを取り入れた新しい農業の姿とは
現場に設置された、ビッグデータを取得するための機器。
今、日本の地方の農地の姿が大きく変化しつつあります。
最新の受発信機器を使用して、地域の天候のデータを通年取得。それにより、収穫量にどのような影響があったかがデータ化され、作農に活かされていきます。
漁業についても、今までにはありえない最新鋭のレーダーを使用した小型漁船を駆使する若い漁業従事者が増えつつあります。
畜産業界においても、動物の飼料、体調把握、肉やミルクの状態を設置した機器によって常時ビッグデータとして取得でき、同様に日々の作業内容に活かしていくという今までになかった業者が増えつつあるのです。
こうした最新のコンピュータ解析技術は、生産の現場のみならず、出荷時や販売のデータ活用にも生かされています。
ビッグデータの集積で首都圏で「今」不足している野菜や肉の種類がひと目で判り、そのデータに基づいて次の日の朝一番の新幹線で出荷。朝10時のスーパーマーケットの開店には、まさにみんなが欲しかった商品が新鮮に並ぶ…そんな光景も、すでに現実のものとして実現してきているのが現状なのです。
美しい日本の地方が特性を活かしてさらに輝く時代
日本は、各地域にその地形と天候の特徴を持つ美しい自然が満載の恵まれた国家です。
しかし、中央集権的になりがちな政府と官僚の認可に基づいた畜農産業、漁業の運営の中でその素晴らしさの一部は「地方ののどかさ…のんびりさ…」という美辞麗句にどこか埋もれてしまっており、充分に活かされてはいなかった一面も否定できません。
官民一体となり大きく動き出したDX農業、DX畜産、DX漁業。こうした新しい技術がが創り出していく新しい日本の地方経済の姿は、海外のニーズも取り込んで、今後益々の発展を遂げていくに違いありません。
オンラインサロンは産業と消費者を繋ぐ
大都市圏と、地方。
この関係性が、DXという新たなツールを介して変革しようとしている今、オンラインサロンにも大きな期待がかけられていると言えます。
そのままでは「個」であり、流動的、浮遊的な存在であるインターネットユーザーが、はっきりとした目的を持つ相互利益追求集合体として活動できる場、オンラインサロン。
多彩な決済方法と堅甲なセキュリティを備えた便利で安全なオンラインサロンという場は、DXと相まって生産者と消費者、双方に豊かな実りを最も素早く与えることができます。
DXがますます私たちの日常生活に身近なものとなってくるこれからの社会において、人生のそれぞれの時期に合わせいくつかのオンラインサロンに所属しながら自らの生活をますます便利で良いものに向上させてゆく。そんな習慣が当然の態度になってくる日も、もうそこまで来ていると言えそうです。