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最近よく聞く「合同会社」。株式会社とどう違う!?

法人向けオンラインサロン制作なら

日本では旧く明治時代に制定された「商法」。商いを営む主体および商い行為=商行為についてを定めている法律です。

商法は社会の変化に応じ何度も改正が施されていますが、2006年5月、幾つかの異なる法の規定の中にバラバラに存在する形となってしまっていた会社に関する法規定を一つにまとめた「新会社法」が施行されることになりました。

この施行により新たに誕生したのが「合同会社」。今回はオンラインサロン運営を行うなら知っておきたい「合同会社」のあれこれをご紹介します。

合同会社は「小さな会社」…?それは違います!

アマゾンジャパン、ワーナーブラザースジャパン等外資系の大手を親会社に持つ有名企業がこの方式を選択したことで、一気に知名度を上げた感がある合同会社。

合同会社だから小規模な事業だ、というイメージは、次第に無くなりつつあります。

法施行直後には社会に存在した、「合同会社?なんか、すぐ無くなりそうな会社だな。信頼が必要な取引はやめておいた方が無難だな…」というようなイメージを持たれてしまうリスクは今や消失しつつあり、合同会社設立数も年々増加傾向にあります。

合同会社の良い点、悪い点

70年代の米国に生まれた有限責任会社制度であるLCCの考え方を国内に取り入れたとも言われる合同会社。それでは、その良い点、悪い点を幾つかあげていきましょう。

良い点

・設立時や毎年の決算の経費が株式会社設立と比較し安価である

・「株」という概念から自由になれるので、出資額に関係なく利益配分を決めることができる。例えば金銭での出資額が少なくても、貢献したメンバーに多く利益配分する事も出来る。

・株主総会や、その後の決算公告の義務が無い。

悪い点

・合同会社出資者メンバー同士で折り合えない意見の相違などの対立が発生すると、最悪のケースでは出資金払戻しにより資本金減少となる場合もある。

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