2020年世界中を襲った感染症危機の影響で、オンラインサロンの構想・企画のトレンドにも、大きな変化の波が訪れています。
特に顕著なのはやはり最も影響が大きいと言われる、ライブハウス・芸能業界関連のオンラインサロンの企画です。
人と人が実際に会い、時に数万人もの単位で人々が同じ場所に集ってイベントを楽しむことで成立してきた芸能イベント業界ですが、今このパンデミックの災渦の中ではコスト面などの上でも、リアルイベントの運営事業が困難に直面しています。
そこでバーチャルな場所に芸術・芸能活動の拠点を移す方が増加中なのです。
頑張るあの子を応援したい!ポジティブパワーが産む企画
私設ファンクラブやコンサート・ライブ後の打ち上げの打ち合わせの為に、今までもSNSのリストや友だちグループ作成等で繋がり合い、楽しさを広げてきたアーティスト・アイドルのファン仲間同士。
しかしここにきて、応援対象のアーティスト・アイドルが行ってきた既存の活動基盤が揺らぐ事態を目の当たりにせざるを得ないファン達も全国に急増しました。
このような環境下のファン達の温かい絆から生まれた新しいムーブメントが、私設ファンクラブならぬ
「私設オンラインサロン型マネージメント」。
今、こうした形で自分が応援するアーティストやアイドルの活動基盤を新設する動きが広まっています。
オンラインサロンマネージメントが活発化した理由
もともとセルフマネージメント方式で活動する事が多かったインディーズアーティスト達。
しかし、その方法で円滑に活動を行う為には、活動の舞台であるライブハウス等の運営との共存共栄が必須となっていました。芸能事務所に所属していないインディーズのアーティスト達は、マネージメントをライブハウスなどの公報と一体化することで自分たちの存在を広く知ってもらうことができていたのです。
インターネットでコンテンツを頻繁に更新するアーティストも増えてきており、特に、チャット式ショートメール機能がユニークなイラストの”スタンプ”とともに大人気を博している最大手通信アプリが運営するライブ発信機能や、大手動画配信サイトのライブ機能などで定期的に数千人から数万人の視聴者を獲得するインディーズアーティストも存在します。しかし配信のみの収益で活動できるわけではなく、あくまでもライブハウスなど実際のイベントのチケットやグッズを購入してくれるコアなファン獲得のためのファンサービスとしてのインターネット活用、というのが実情。
その理由は、やはり大手プラットフォームの高率な利用手数料でしょう。
数時間にわたり、数千人のライブ視聴者がいるキャスティングを行ったとしても、有料チケットでログインして行ったものでもない限り、投げ銭などの現金は手数料やそのほかのライセンス使用料などで取り分が半分以下になることもあり、放送の為にかかる経費などを引けば赤字になるアーティストも珍しくはないと言います。
感染症パンデミックに襲われた全国のライブハウス等の活動拠点を失いかけている今、インディーズアーティストは活動の岐路に立たされています。
そこで新たな活動方式として、オンラインサロンによる芸能活動が今、活発化してきているのです。
活動資金は任せて!所有型サロンオーナーの頼もしさ
買取り型オンラインサロンを芸能事務所兼、コンテンツ配信&ECサイトとして活用するメリットは多々あります。
まず、大手プラットフォームに支払っていた多額の使用料や手数料を、「一切」支払う義務がなくなります。
顧客がクレジットカードや電子マネーで振り込んだ投げ銭や、コンテンツ・イベント費用はほぼそのまま、運営者の口座に振り込まれます。
※もちろん、数パーセントの支払いアプリ使用料や、銀行振込手数料は必要です。
顧客が支払う額は同額でも、アーティストの手元に残る金額は全く違ってくるのです。
しかし、こうした個人所有のオンラインサロンで活動していて、そもそもその活動を知ってもらえるのだろうか?という疑問があるかもしれません。
勿論アーティストのSNS活動なども重要ですが、今はオンラインサロン施工業者が広報などをパッケージして販売していることも多いので、購入相談時にプロモーション重視と相談すれば、様々な方法を提示してもらえるでしょう。