今、全国のシニア層の注目を集めているセカンドライフ投資と言えば、「オンラインサロン起業」。
リノベーション賃貸、蕎麦屋・コンビニ店開業など、一時大ブームを巻き起こしたセカンドライフ投資が次々失速する中、一躍注目度トップに躍り出ている「熱い」業界です。
オンラインサロンは若くてきれいな女性起業家、またはテレビでも名の売れた派手な芸能人や実業家のもの…そんな先入観が幅を利かせた時期が過ぎ、実際にフタを開けてみれば一般企業や家業で数十年コツコツと社会経験を積み、プラチナ・ゴールド世代となった熟年層の主宰者のサロンが、全国各所で勝利ののろしを上げ始めている…これが、目に見えている一つの現状ではあります。
気軽に始められるからこそ注意点あり
旨い話には虫が寄る…の言葉通り、「熱い」話題のサロン経営だからこそ、信頼できるパートナーを見つけ、堅実に計画を進めていく必要があります。
ここでは、熟年層がオンラインサロン起業に投資する時注意すべき点と、その理由を解説していきます。
【 造る 】は易し、【 広める 】は難し
まず、最初にハッキリ言ってしまいますと、「無料でオンラインサロンが開設できる!」…と謳う業者には注意してください。
その理由を説明します。
確かに、オンラインサロン作成に使用する様々なツールを無料で貸し出すことは、今までブログプラットフォームなどを運営してきた大企業にはさほど難しいことではないでしょう。
しかし、です。
オンラインサロンを、そういった無料ツールでお気軽に作ったところで、すぐに集客できるわけではありません。プラットフォーム側は、まだコンテンツが充実していないうちから、あの手この手で『うちの数十万人単位の登録者向けに、宣伝を打ちますよ!』『こうしてくれれば、うちのピックアップサロンになれますよ!』と、追加であれこれと勧誘してくるのが常。
しかし、そのような方法で有料会員が増えることはまれで、結局はプラットフォーム側の掌の上で遊ばされている時間分、機会損失となってしまった…そんな嘆息がそこここから聞こえてきています。
サロンを作ることが重要なのではなく、あくまでも重要なのはその中身。
内容さえ良い物であれば、あとはセオリー通りの発信を少しづつでいいので出来るだけ短いスパンでコツコツ継続し続けることで、必ず有料会員取得に繋がってきます。
その内容を作り上げることの方にお金をかける方が、余程有効な時間・お金両方の投資となるのではないでしょうか?
甘いタダにはナニがある…?
そして、こういった「無料ツール」のその奥には、もう一つ慎重に見極めなければならない「仕掛け」が隠されています。
サブスクリプション型のオンラインサロンの場合、その月額料金の徴収はプラットフォームの仕組みを活用して行いますが…そうなのです。
もう、お分かりですね。
プラットフォーム各社が徴収する「手数料」。
このパーセンテージには、契約をしてしまう前に!しっかりと、目を光らせておく必要があるのです。
サロンも人間も「実」が重要
そもそも熟年層オンラインサロンが人気なのは、その豊かな経験からくる素晴らしい知見や人間性がそのままコンテンツ力になっているから。
折角の充実した内容を、見た目が派手な大規模プラットフォームの十把一絡げに費やすよりも。最初からオンラインサロン作成専門の知識を持ったしっかりとした業者と手を組んで、まずは発信そのものの魅力をより濃いものにすることにお金をかけていくのが、賢明なスタートだと言えるでしょう。