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やっぱりアプリが便利?!の思わぬ落とし穴

法人向けオンラインサロン制作なら

オンラインサロンの運営を企画し始めた時、今では誰もが「オンラインサロンをアプリ化した方がいいのかな?」という選択肢に、一度は頭を悩ませるのではないでしょうか。

大流行している大手SNSの多くがアプリ展開をしている今、

「ブラウザ閲覧のみ、というのは時代遅れなのかな…?アプリがないと相手にしてもらえないのかも…」

と、不安になってしまう事業者様も多いと聞きます。

しかし、一見いいことづくめに思えるアプリ化にもデメリットは当然存在します!

今回はあえて、自己所有オンラインサロンをアプリ化する際に着目すべきデメリットは何か、について見ていきましょう。

ブラウザ閲覧とアプリ使用の大きな違いとは

オンラインサロン運営の視点から、webサイトとアプリケーション双方にどのような違いがあるのかを検証してみます。

webサイト閲覧のオンラインサロン

・インストールせず、ブックマークとログインで使用

・サーバーで一元管理

・情報量が大きい

アプリケーションで使用するオンラインサロン

・配布とインストールが必要

・仕様変更を各自、都度アップデートしてもらう必要がある

・二段階認証のミスなどでログインできなくなった等のリカバリー対応が必要

ユーザー視点に立つと、アイコンをタッチするだけですぐに使え、必要な機能だけをわかりやすくサクサク使えるからブラウザよりも有利な点ばかり!…に見えるアプリ。

運営サイドに立っても「ユーザーがこれだけ便利だと言っているし、実際に自分も大手アプリを使用してこれだけ便利と感じているのだから、自分のオンラインサロンもアプリ化した方が当然人気が出るに違いない、アプリ化は絶対考えないといけない」…という思考回路に陥りがちです。

しかし、冷静にこうして比較対照してみると、そこには大きな落とし穴が待ち受けていることがわかるでしょう。

費用対効果を冷静に判断する必要性

まず、ブラウザ閲覧で運営していた(する予定がある)自分のオンラインサロンに、どのようなコンテンツがあるのかを考えてみましょう。

オンラインサロンは、シンプルな短文投稿SNSやショート動画投稿SNSとは違い、テキスト、画像、動画、チャット、メッセージ機能、そしてコンテンツや物品の販売・購入機能など多種多様な機能を一度に活用して、人々が集う場所を提供するという性質を持っています。

これだけの情報量をサクサク使うためのスマホアプリ開発には、莫大な費用を掛けなくてはなりません。

しかし、それだけの費用をかけても、更に苦労は続きます。

オンラインサロンはその性質上、ログインしている人々がそれぞれ同一のバージョンで使用できるということが大前提です。

集ったみんなが同じ体験をしてこそ、盛り上がりが生まれるので、更新はできる限り同時にが望ましいのです。

しかし、アプリの場合、何か仕様を変更したらその都度ユーザー個人個人が自分のデバイスからアプリをバージョンアップしなくてはならず、一斉に更新は現実問題不可能です。

また、アプリは安全なログインの為に様々なセキュリティを使用しますが、ブラウザ閲覧のログイントラブルよりも、何十倍も厄介なのがデバイス依存の側面があるアプリのログイントラブル。

例えば、デバイスの故障や水濡れなどで、オンラインサロンの機能が使用できなくなった…内部には有価のポイントなどがそのまま残っている…保障はどうなる?等、そこまで考えなくてはならなくなるのがオンラインサロンのアプリ化なのです。

「昔風」にみえても、しっかりと実利があるのがブラウザ閲覧のオンラインサロン。

アプリの便利さを知っているユーザーに対しても、自信を持ってブラウザ閲覧のメリットを説明し、快適に使用して頂けるよう環境を整える…のが、賢い運営者としての姿勢だと言えるでしょう。

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