多くのオンラインサロン主催者には「自分の好きなことや得意なことで、コミュニティを運営したい」という共通の目的があります。
同じ志や、同じ趣味、似た価値観の人々が、距離の違いを飛び越えてひとつの場に結集できることが、オンラインサロンの存在意義であり魅力でもあります。
さらに進んで、オンラインサロンで新たなプロジェクトを進めるために、サロンメンバーの専門性や得意技を結集させて、専属のチームを組むこともできます。
この記事では、オンラインサロンのメンバー同士で、ビジネス上のチームを組むことの意義やメリットについて解説します。
似た価値観を持つ人々のチームは、話が合いやすい
たとえば、オンラインサロン自体の運営で、主催者の手が回らない部分を、サロンメンバーに手伝ってもらうことがあるでしょう。主催者が多忙で、すべての仕事を余裕をもって処理できなくなった場合に、メンバーの人手を借りることもあります。
また、イベント主催やWeb集客、財務などの専門性が高い業務を、その分野に長けたメンバーが専属的に担当することも少なくありません。
この記事ではさらに進んで、オンラインサロンが立ち上げた新たなプロジェクトを軌道に乗せるため、専属のチームを組むことの提案です。
たとえば、英会話がうまくなりたい人々が集まるオンラインサロンで、オリジナルの英会話教材を作って販売したいという計画が持ち上がることもあるでしょう。
教材開発を完全に外注することもできますが、コストがかさみますし、意思疎通の不足で思い通りのものができなかったり、時間が余計にかかったりする欠点もあります。
その点、サロンメンバーで専属のチームを組めば、たとえば、動画撮影やコンテンツ編集、資金調達、プロモーションなど、得意分野を持ち寄って、サロン内で濃厚なコミュニケーションをとることができます。
同じサロン内で近い価値観を持つ人がチームを組めば、話もスムーズに進みやすいです。
趣味や娯楽のサロンでも、ビジネス化できる可能性
ビジネス系のサロンだけでなく、趣味・エンタメ系のサロンでも、プロジェクトを事業化できる可能性があります。たとえば、釣りの同好オンラインサロンで、釣りに使える独自の便利グッズを開発するなどです。
たとえ趣味に関するサロンでも、仕事という側面でメンバーをみると、「その道のプロ」が大勢集まっていることもあります。そのチャンスを活かさない手はありません。
ただし、アイデアを具体化し、事業化できるまでは、「その道のプロ」がほぼボランティア状態で関わる場合が多いでしょう。特に報酬の点は、チーム内でしっかりと合意を取り、後で揉めないように配慮すべきです。