動画配信を行う際、何か説明する物があると、格段に伝わりやすくなります。
YouTubeなどでは、様々な道具を使って説明している場合があります。
パワーポイントのようなプレゼンテーションソフトを使ったり、ホワイトボードに要素を書き出して解説したり。
方法は様々ですが、中でも使いやすいのはホワイトボードです。
プレゼンテーションソフトですと、慣れていないと作るのにも時間がかかりますし、何より視聴者にわかりやすく伝えようとすると、センスが問われる場面も出てきます。
一朝一夕で作れるような資料でないため、反対にホワイトボードは手軽に始められる機材として有能です。
今回は、そんなホワイトボードについて解説します。
ホワイトボードを使った動画解説とは?
ホワイトボードを使った動画解説は、多く分けて2種類あります。
- ホワイトボードに予め書いてそれぞれ解説
- ホワイトボードアニメーションで解説
ホワイトボードを活用する点では同じですが、それ以外では構成方法などが大きく変わってきます。
それぞれ解説していきます。
ホワイトボードに予め書いてからの解説
わかりやすい例を出すなら、「中田敦彦のYouTube大学」が当てはまります。
動画を見た方ならわかると思いますが、中田敦彦氏の背後にはホワイトボードがあり、要点のみが書き出されています。
これから解説する内容の要点を文字として書くことで、視聴者に伝わりやすく、説明もしやすいというメリットがあります。
学生時代、授業や講義を受ける際の板書と似たような感覚で受け取れるため、ユーザーが入り込みやすいのが特長です。
デメリットとしては、入念な下準備が必要なことです。
解説する内容はもちろん、綿密に台本を作り、脱線しないように進めるよう心がけなければなりません。
ホワイトボードアニメーションでの解説
ホワイトボードアニメーションとは、字の通りホワイトボード上に書いた文字をアニメーションとして動画にすることです。
「ホワイトボードに字を書くこと」そのものを動画素材として使うことで、動きのある動画を撮影することができます。
その際はホワイトボードと手を撮影するので、顔出しする必要もありません。
顔出ししたくない方には、こちらの方が良いでしょう。
ホワイトボードアニメーションでは、音声を後付けで撮影できるのですが、その分台本をしっかり作られなければいけません。
顔が出ない分、言葉や言い回しでユーザーの心を掴まなければいけないので、台本には一番気を遣う必要があります。
ホワイトボードの撮影は、机の上にホワイトボードを置いて、真上にカメラをセッティングし書く手元を撮影する形でOKです。
ただこの場合、ホワイトボードをしっかり消さないと汚れが目立ってしまうので、注意が必要です。
撮影終了後はメンテナンスを忘れずに行いましょう。
ホワイトボードを買うときに注意すること
一概にホワイトボードと言っても、様々な種類があります。
- 壁掛けタイプ
- シートタイプ
- 脚付きタイプ
- ノートタイプ
この中でも一番見るのが、脚付きタイプでしょう。
オフィスに必ずあるタイプのホワイトボードです。
シートタイプは、静電気やマグネット、吸着シートで壁に貼り付けるタイプのホワイトボードです。
省スペースで使えて、かつ自由なサイズにカットできるのが強みですが、壁掛けテレビのように一度取り付けてしまうと、その場所から動かすのはなかなか難しい欠点を持ちます。
ノートタイプはそのまま、ノートのような形をしています。
一番オーソドックスな壁掛けタイプを利用する人が多い傾向にあるので、壁掛けタイプを選んでおけば間違いありません。
ホワイトボードは100均でも売っているので、コストをかけずに始められるのが大きなメリットです。
また、亜種として、ワードやGoogleドキュメントを使った方法も現在は利用されています。
ニュースをコピペして読み上げるなど、手軽な方法でユーザーに伝えられるので、上手く活用していきましょう。