NFT関連のSNSを読んでいると、
「ようやく第2弾のNFTをミントすることができました~!」
「当団体初のNFTミントまで、あと3日!皆さんお見逃し無く~」
等、
「NFTミント」という言葉を最近頻繁に目にするのではないでしょうか。
今回は、NFT業界の理解に欠かせないこの「ミント」という言葉を詳しく説明していきます。
単刀直入に訊く!NFTミントとは一体、何?!
日本人が「ミント」と耳にすれば最初に思いつくのは、やはり、ペパーミントやスペアミントなど、スーッと爽やかなミント味の事ではないでしょうか。
しかし、NFT用語で「ミント」と言えば、あの美味しいミントガムのミントとは残念ながら全く関係がありません。

この場合の「ミント」は「Minting」。つまり、英語で、貨幣の鋳造を意味する言葉です。
中古貨幣の取引などで、貨幣の状態を表現するとき「mint condition」と記述されているのを見かけることがあります。これは、鋳造された時のままの状態に近い、という表現。
他にも、Mintという単語で貨幣の鋳造所を表すこともあるそうです。
まずは、これを頭に入れておきましょう。
そこから応用して、
・NFTを新たに作成し、ブロックチェーン上に紐づけて発行すること
を、NFTミントと呼ぶようになりました。
NFT界隈でSNSを行っていれば必ず出くわす単語なので、その意味はしっかり押さえておきたいですね。
NFTをミントすれば、こんな事が起きる
さて、NFTミントの意味を押さえたところで、次にNFTをミントするとどんなことができるのかをみていきます。
NFTとしてミントしていない通常のデジタルデータの複製を防ぐことは、非常に困難を極めます。
今ではどのような形式のデータであっても、パソコン知識素人レベルの人でも簡単にコピー・保存ができるようなツールが世に溢れています。
どれだけ注意を払っても、もうここまで便利になってしまったインターネットのコピー・共有文化は誰にも止められるものではないでしょう。
しかし、ひとたびNFTミントされたデジタルデータとなれば話は別です。
世界中からいつでも監視できる、ブロックチェーンにその存在が紐づけられたデジタルデータは、画像であれ、音声であれ、動画であれ、3Dアニメーション素材であれ、かなりの高度な技術をもってしても複製することはほぼ不可能。
凄まじい手間暇と、違法行為を指摘される危険を冒してまで挑戦するものは居ないでしょう。
つまり、いったんNFTミントされたデジタルデータは、我々が暮らすこの3次元の実態社会にある「モノ」同様の唯一無二の存在に生まれ変わると言えます。
こうした性質は、文化芸術の世界での著作権保持に非常に役立ちます。
また、会員権やデジタル証明書のやり取りにも非常に安定感をもたらします。

関係ない…訳ではないかも?もう一度学びなおそうNFTの価値
暗号資産での投機になんて興味ないし、自分にNFTは関係ない…
そうお考えの事業主の方も、上記のようなNFTの便利さを知れば、自分のビジネスにどこか活用できる部分があるかもとお感じになったかもしれません。
高額美術品の取引等、目立つところばかりが取りざたされたことは、一種NFTにとっての不幸とさえ言えるのかもしれません。
様々な事に役立つNFTミント。
貴方も、もう一度NFTとご自身のビジネスの関連性について、見直してみませんか?きっと新たな発見があることでしょう!