参加者個人をアカウントで特定しながら管理するシステムが発達し、オンラインサロンをつくるハードルが低くなっています。
主催者がひとりで自分のオンラインサロンを立ち上げ、自分で運営している例も、珍しくなくなりました。
しかし、その一方で、オンラインサロンのアイデアや企画、コンセプトは持っていても、自分ひとりで立ち上げたり運営したりすることに途中で挫折してしまう人もいるのです。
オンラインサロンをひとりで開設、運営することには、どのような難しさがあり、どのような解決法がありうるのでしょうか。
サロンを立ち上げるまでの工程が多い
起業して、いきなりオンラインサロンを立ち上げて収益化に成功する例は、決して多くありません。
一般的には、会社に勤めながら副業(複業)として立ち上げたり、すでに収益化できているビジネスオーナーが、新たに新規事業として立ち上げたりする例が目立ちます。つまり、別の仕事をしながら併行して、空いた時間でオンラインサロンの開設準備作業をしている人が大半なのです。
ただ、オンラインサロンを立ち上げるまでには、プラットフォームや専用サーバーとの契約、タイトルやロゴ、関連画像の作成、サロン内の初期コンテンツの作成や編集、利用規約の策定、訪問者誘導ページ(LP)の作成など、かなりの作業量を要します。
この段階で、日々の忙しさにかまけて、作業時間を確保できなくなったり、あるいはどこかの工程で行き詰まってしまったりして、開設がずっと先延ばしになることもあるのです。
せっかく、新たなオンラインサロンの企画があるのに、ひとりですべてを抱え込んでいるせいで、形にならないのは本当にもったいないことです。
たとえば、オンラインサロンの準備に使える時間を日々のスケジュールの中に組みこんだり、オンラインサロンの準備に関してサポートやアドバイスをしてくれる専門家と契約し、力添えを求めたりするなどの打開策があります。
サロンに集客できず、モチベーションが下がる
オンラインサロンの開設にまで漕ぎ着けても、メンバーを集めることができずに挫折してしまう主催者がいます。
オンラインサロンは、メンバーを多く集めるほど、運営の効率は上がります。しかし、メンバーが少ないうちは、収入が少ないにもかかわらず、作業量ばかりが増えていくという悪循環に陥りかねないのです。
メンバーが少ないと、主催者のモチベーションも下がりやすいため、やがて開店休業状態の「幽霊サロン」になりかねません。
情報発信やWeb広告など、オンラインサロンへの集客については、常に学びと実践を止めないようにして、最新情報をアップデートし続けるように努めましょう。