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オンラインサロン文化は、日本が世界をリードする可能性

法人向けオンラインサロン制作なら

オンラインサロンの文化は、アメリカで盛んになったものが日本へ輸入されていると思い込んでいる人も決して少なくないことでしょう。

海外で、有料で運営されているWeb上の会員制コミュニティはありますが、実際には、日本国内のオンラインサロンほど盛んではないと言われています。

「オンラインサロン」という言葉自体、日本でつくられた和製英語なのです。諸説ありますが、2011年に、日本で初めて立ち上がったオンラインサロン「MG(X)」が、じつは世界初ともいわれるほどです。そこから、現在のようなオンラインサロンブームが巻き起こっていきました。

では、なぜ日本ではオンラインサロンが発展しやすい環境にあるのか、について解説いたします。

希薄なコミュニティのイメージ

現代の日本社会は、コミュニティが希薄になっている

海外では、キリスト教やイスラム教などの伝統的な宗教施設が身近な地域のコミュニティとして成立していることが多いです。

そこで、様々な助け合いを行ったり、学びを提供し合ったりしています。歴史の長い伝統宗教で裏づけられているので、参加する側も安心感があります。

ただ、日本人で、明確に特定の宗教を信仰している人は、海外に比べて多くありません。かつては、会社のワンマン社長が従業員を家族のように可愛がっていた例もありますが、セクハラやパワハラの温床になることから、会社で飲み会やイベントをする機会も減り、会社も個人を守るコミュニティとしては機能しにくくなっています。

そのような「宗教コミュニティの薄さ」「従業員を守る余裕がなくなってきた会社」など、社会背景の特殊性から、日本では、家庭以外のコミュニティが潜在的に渇望されてきたといえるのです。そんな日本人の「心のスキマ」に割って入ったのが、オンラインサロン文化なのかもしれません。

また、欧米には「マスターマインド」の概念があります。マスターマインドとは統一された目標を持った集団のこと、そしてその集団の中にあるバイブレーション(心理的波動)のことを指しています。

ナポレオン・ヒル『思考は現実化する』で紹介されていますが、日本ではオンラインサロンが、マスターマインドの役割を代替している場合が増えてきているといえます。

自由度が高い日本人のイメージ

自由度の高さで、既存のコミュニティを上回る

マスターマインドは、起業家やビジネスパーソン、投資家として経済的に成功しようという意欲が強いでしょうし、地域の宗教コミュニティは、緩やかに繋がって緩やかに協力し合う特徴があります。

ただ、オンラインサロンは「マスターマインド」や「地域コミュニティ」の代わりになる可能性も含みながら、さらに幅広い範囲まで包み込んでいます。

趣味の楽しみを距離を超えて共有したり、様々な出会いを演出するマッチング機能を持たせたり、様々な可能性と自由度を秘めているのがオンラインサロンの世界なのです。

潜在的に、「自分の所属すべきコミュニティがほしい」と考えている人が多い日本は、オンラインサロンというビジネスモデルで、世界の最先端を進んでリードできる可能性も十分にあります。

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