YouTube配信で着実に登録者数を伸ばし、そこで獲得したファンを見込み顧客としてサブスクリプション型オンラインサロンを運営する。
そんなビジネスモデルの成功者、第一人者として今も不動の地位をほしいままにするお笑い芸人と言えば、吉本興業に所属するコンビ、オリエンタルラジオのボケ担当:あっちゃんこと、中田敦彦氏でしょう。
今回は中田氏が運営するオンラインサロン”PROGRESS”とは、一体どのようなものなのか。
2020年秋最新バージョンとして、皆さまに詳しい情報をお届けしたいと思います。
※以下敬称略
“PROGRESS”2020秋 進化したその姿とは
中田敦彦オンラインサロン概要
・月額 980円。支払はPaypal、サロンはFacebookのアカウントがそれぞれ必要となる。
入会時実名フルネームでの登録が必須。
面識がない会員への恋愛目的の出会い行為や勧誘、営業行為など、禁止事項に同意をしてからの入会。違反が見られた場合は強制退会となる。
退会希望は運営にメールで申し出て、7日以内に承認され、理由のいかんを問わず退会した日を含む月の翌月までの月会費は支払い義務あり。
・ベースとなる機能は以下の6つ
1,「YouTube大学」収録のZoom観覧
2,自己紹介交流所「PROGRESS-Introduction」
3,ライブ配信交流所「PROGRESS-TV」
4,YouTuber養成所「PROGRESS-Theater」
5,中田の毎日生配信「ホームルーム(朝の会)」
6,毎月末Zoom交流会
【 以前との変更点 】
サロン立ち上げから2020年初頭までは存在した「ジョギングイベント」や、「会員限定オフ会」、会員限定で「修学旅行」として旅行イベントなどといった実際にオフラインで会うことを前提としたイベントが、現状公式の内容説明から全て取り除かれていること。
月会費が
5980円→980円
という大幅値下げとなったこと。
この2つの変化は非常に大きいものと言えるでしょう。
それ以外にも、会員同士で「オンラインサロン」ではなく「Webコミュニティ」という呼称を使用するなど、細かな変化が続いているようです。
※2020/10月現状、中田敦彦公式サイト nakataatsuhiko.com での呼称はオンラインサロンのままです。
中田敦彦オンラインサロンが進化した「理由」と、見えてきた「未来」
今年5月、”PROGRESS”が大幅値下げを行ったことは、オンラインサロン業界のみならず、一般のネットニュースなどでも取り上げられるほど大きな注目を集めました。
それ以外にも、今までは行われていたジョギングや記念パーティ、旅行への参加などオフラインでの交流の可能性を示唆しないサロンへと変化したことについても、主宰である中田敦彦その人の言葉により「プレジデントオンライン」からの取材記事や、自身のYouTubeチャンネルなどのオープンの場で丁寧に理由がつづられているのでまとめてみました。
>会費値下げの理由は
“PROGRESS”月会費大幅値下げの理由はズバリ「会員からの要望」。
コロナ禍にみまわれ、5980円の会費を支払えない、高額に感じるという会員からの訴えに柔軟に対応した結果だと語られています。
確かに今年のコロナ禍で大変な経済状況ではありますが、それにしても5分の1以下に価格を下げるとは、主宰者の時代に沿った柔軟な対応には驚かされますよね。
>オンラインのみに特化したサロンへ進化させたい
ジョギングイベントなどをなくした理由は、これも新型コロナ等の感染症パンデミック防止の観点から、サロン会員に、より安全な環境で楽しんでほしいという主宰の配慮だとのこと。
2020年春より、いちはやくこの2点の大きな変更を発表したことで、”PROGRESS”に起きた変化としては
世界各国からの会員が増加
新規会員が急増したことで、昔からいる会員の自己紹介コンテンツの充実などポジティブな効果
がすでにみられているとのこと!
「新型コロナ流行」という、一見マイナスな出来事をもプラスに転じることに成功した中田敦彦主宰”PROGRESS”。
その未来像には、これからも私たちが学ぶべきものが数多く散りばめられていると言えそうです。