アートやデザイン等クリエイティブ系ワークの現場で使われるという印象が強かった”インスピレーション“という言葉。
このところ、金融やメーカー等、今まではビジネスシーンでその言葉を目にする印象が無かった業界においても、頻繁に使われるようになってきています。
「絆の時代」…日本人が人と人とのつながり、精神的な豊かさにより一層目を向けるようになっている現代において、ロジカル一辺倒なビジネスモデルは一般消費者受けしない、ということに様々な業界のマーケティング担当者が着目している証ともいえるでしょう。
今回はこのようにビジネスの世界でも重要視されるようになってきた”インスピレーション”を、サブスクリプション型オンラインサロンに参加することでどのように得ていくのかを追って行きます。
論理を捨てず感性を磨く
一般に、インスピレーションを得やすい状態とは、「感性で物事を決める。先入観を捨て、第一印象を大切にする」などが良いと言われています。
ビジネスのアイデアについて考察しているとき、当然ながら誰もが「こういったビジネスを行いたいから、そのために良いアイデアが無いのか」…という姿勢で取り組むと思います。
しかし、オンラインサロンの内部とは、いまやオープンなインターネットベースでは得ることができない豊かな人々のホンネがあふれる場所。そんな先入観を持って参加していては、もったいない場であることは確かです。
「なんだか、このトピックス気になるな」
「動画の内容は私のビジネスに関係が無いけれど、このユーザーさんの表情が明るくて、とてもいいな」
…こうした、その時の自分の感性を普段よりも大切にしながら、オンラインサロンを活用することが、よりよいインスピレーションを得るための第一歩だと言えます。
ただし、勿論やみくもにテレビのザッピングのように見て回ればいいかという訳ではなく、例えば論理的に情報を収集する時間―月曜から木曜。インスピレーションを得るための時間―金曜日。と決めておくなど、一定の節度は必要でしょう。
あえて立ち入る”部外者”の世界
良いインスピレーションを得るための方法として挙げられることの一つが、「普段とは違う世界に足を踏み入れる」。
これをオンラインサロンを活用したビジネスアイデア考察に取り入れるとするなら、「自分のビジネス領域とは全く異なる領域のサロンの会員になってみる」…ことはどうでしょうか?
金融、アパレル、ITコンサルタント。オンラインサロンのジャンルには、数えきれないほどのビジネスに関連する大テーマが存在します。
普段なら、自分が興味があるビジネスとその関連業種くらいにしか足を延ばさないことと思いますが、インスピレーションを得るためにあえて全く縁がない業界のサロン会員になってみることも、お勧めです。
業種は違えど、熱く自分の業界愛に基づいて語り合うサロンユーザーたちの姿に、きっと新たなビジネスの息吹を頂けるに違いありません。