今までにも、オンラインで交流できるサイトはありました。ブログやSNSなどです。投稿に対して、コメントをつけて回答することによって、コミュニケーションをとることができたのです。
その一方で、オンラインサロンでの交流には、今までとは違い、参加者の間で相乗効果(シナジー)を生み出す可能性が高くなっているといえます。そこには、オンラインサロンのどのような特徴が影響しているのでしょうか。
仲間意識を深めやすいオンラインサロン
オンラインサロンは、加入したメンバーでなければ、内容を見ることすらできません。その閉鎖性・プライベート性が、主催者とメンバーの間で、仲間意識や信頼関係を向上させていく裏付けとなっていきます。
参加者は月会費を払っていて、主催者はそれを受け取っているので、無料のSNSでの情報交換よりも、お互いに真剣度が違います。また、有料であることによって、荒らしや炎上目的の参加者を排除できますので、平和な運営を進められるメリットがあります。
ただ、「講師と生徒の信頼関係」だけなら、有料のWeb講座のようなものでも、築き上げることができますね。オンラインサロンの特徴は、閉じられた限定空間の中で、メンバー同士でも仲間意識を深めやすいという点です。
レベルが近い参加者が集まるオンラインサロンは学習効果が高い
メンバーにも様々な属性や背景を持った人がいます。つまり、メンバー同士でも励まし合い、フォローし合えるので、セミナー型のオンラインサロンでは学習効果が高まりやすいのです。
また、趣味などの情報交換系のオンラインサロンでも、やりとりされる情報が広く、深くなり、充実したコミュニケーションを採りやすくなります。
凄い実績のあるカリスマ性の高い主催者のもとで学ぶのは、満足度が高いかもしれません。ただ、一般的なWeb講座の場合には、意外と目標達成に結びつきづらい弱点があります。「自分も、その実績ある講師と同じような結果を出せるかもしれない」と期待して頑張るのですが、自分自身の現状と目標との間にギャップが開きすぎていて、目標をクリアできるセルフイメージを持ち続けることが難しくなるからです。
その点で、オンラインサロンの参加者の間では、自分とほぼ同じレベルの人もいます。もし、そのライバルが次のステップへ進んだ場合、「自分も負けていられない」という思いが強くなり、目標に近づくイメージも具体化されるので、目標達成の可能性が高まるのです。
もちろん、主催者が専属的にフォローすることもできます。その上で、多種多様な背景のあるメンバー間でもフォローし、励まし合える関係を築きあげることによって、シナジーの無限の組み合わせと可能性が開けていきます。