「トー横キッズ」と「グリ下キッズ」は、現代社会において増加している青少年の問題行動の一例です。
「トー横キッズ」とは、東京都新宿区にある東宝ビルの横の幅広の公道付近にたむろする未成年を含む青少年たちの事。
「グリ下キッズ」とは、大阪府ミナミの有名なグリコサインそばの戎橋の下にたむろする、同じく未成年を含む青少年たちの事です。
今、こうした若者をオンラインサロンで救おうという動きが活発化しています。
若者の問題行動に、なぜオンラインサロンが有効なのか
もともと、このような青少年の非行をふせごうと、全国で多くのNPOが活動していました。
中でも注目すべきは、オンラインサロンを開設するNPOです。オンラインサロンは、インターネット上で青少年とコミュニケーションをとる場です。
青少年たちは、自宅などから手軽に参加でき、専門家やボランティアの支援を受けることができるようになったのです。
このような、専門家を内包する非営利型オンラインサロンが持つ可能性は大きなものがあります。
例えば、青少年たちが安心・安全なセキュリティ環境のもと、お互いの悩みを話し合ったり、解決策を専門家に忌憚なく相談できる場があるというだけでも、問題行動や社会不適合行動を減らすことができます。
また、青少年たちは専門家やボランティアからアドバイスを受けることができ、学びの場を得ています。
さらに、オンラインサロンは、地域社会との連携を促進することができます。全国に枝葉を伸ばした地域のNPOや自治体と協力して、手広く情報を共有し、２４時間体制で青少年たちを支援することができるのです。
実際に活動する青少年保護のためのオンラインサロン
ヤングケアラー支援/とりネット
鳥取県主催、ヤングケアラーオンラインサロン。ヤングケアラー及び若者ケアラー同士が悩みや経験を共有するためのオンラインサロン。
福井県ヤングケアラーオンラインサロン
家族のケアをがんばっている。お家の人やきょうだいのサポートをしている。
悩んでいることがある・・・。話を聞いてほしい・・・。みんなはどうしているのかな？
似ている経験をしている人と集う会。
不登校解決オンラインサロン
不登校、スマホ・ゲーム依存、家庭内暴力、ひきこもりなどお子様のお悩みを持つ
親御様のためのオンラインサロン。
⽉1回の個別相談で専⾨スタッフと直接相談ができたり、
お子様に合わせたロードマップを作成してお悩み解決までの道のりをサポートいたします。
ここあプロジェクト児童精神医学講座オンライン
「医療との連携ポイントを見極める」オンラインイベント。トピックに関する基礎的レクチャーのあと、司会の松本拓真と講師との対話を通して、青少年の心の問題に対して「児童精神科医だからできること」と「心理職だからできること」、さらには「教育や保育だからできること」を考えていきたいと思います。
家庭問題オンライン/非行・ひきこもり改善オンラインサロン
山梨県をベースとする元警察官運営のオンラインサロン。７年間の警察経験のうち、約６年間を暴走族をはじめとする多くの非行少年たち関わり、独学で学んだコーチングやカウンセリング、メンタリズムなどの知識とあらゆる場数を践んで実体験から身につけたスキルを合わせた、独自の方法でサポートを行っています。
青少年の健全育成にオンラインサロンが大きな役割を果たす
私たちは、オンラインサロンが、トー横キッズやグリ下キッズのような迷える青少年たちにとって、支えとなり、助けとなることを強く信じています。
彼らが安心・安全なセキュリティ環境下で、専門家に見守られながら豊かな情報量を享受し、自分自身を表現し、理解し、成長するための安全でサポーティブな空間を得ることで、彼らの未来に希望をもたらすことができるでしょう。
