あなたは、ホームレス小谷さんをご存知ですか?
キングコング西野さんの「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーなら、知っていて当たり前ですが、それ以外の方ですと、まだ知らない方も多いかもしれません。
ホームレスなのに、なぜか多くの人に愛され、なぜか丸々とボリュームのある体型をしていて、なぜか結婚(現在はバツ1)や出版までしている、不思議な小谷さんのオンラインサロン「小谷家族」の内容についてご説明します。
そもそも、ホームレス小谷とは何者?
小谷さんは元々売れない芸人ですが、2013年から、キングコング西野さんのアドバイスを受けて、仕事の方向性を切り替えた結果、突如、ブレイクしました。
そのアドバイスは、「1日50円の報酬で、誰かに雇われて、言われたことを何でもやる」というもの。
日本では、まったく常識外れの働き方ですが、1日限定の契約なので、時給の下限を定める最低賃金法にも反しません。
一見すると、大赤字で、身を削って、誰かの指示に従わなければならない「奴隷」のようにも思えます。
しかし、結果は逆でした。
まず、依頼主がほぼ必ずと言っていいほど、昼食代をおごってくれます。さらには、仕事が終わった後に、夕食をごちそうしてもらえることも多いです。
1日50円で赤の他人を働かせているのに、ごちそうもしないのは「申し訳ない」「ケチだと思われる」という心理が作用するからです。
いわゆる「返報性の原理」で、人は一方的に何かをしてもらったら、お返しをしなければ気が済まない心理効果を狙っているのです。
それに、無料のボランティアであれば頼みにくいですが、「1日50円」という有料サービスとして設定していることから、「契約としてお願いする」ということで、依頼主にとっては心理的なハードルが下がりやすくなります。
その「1日50円」の仕事を日々繰り返してきた結果、ホームレス小谷さんは、大勢の依頼主からの信頼を集めました。正直、1日50円+食事代では、小谷さんへの恩を返せていないという気持ちが溜まっています。
そして、ある依頼主の女性と結婚したとき、それまでの他の依頼主たちからクラウドファンディングで多額の応援をもらい、豪華な結婚披露宴を行った……という伝説のホームレス、それが小谷さんです。
ホームレス小谷さんのオンラインサロンの特徴とは?
「世界でいちばんゆるい場所」というコンセプトで運営されていて、どうやら特定のテーマは設定されていません。
小谷さん自身、「マジ生産性は無い場所(ほんまに無い!)」と公言しているとおり、盛り上がっていないときは、本当に閑散としています。
ただ、ひとりのメンバーが悩んで相談事を書き込んだときは、みんなが全力で自然にアドバイスや応援を送る、そんな空気感があります。
とにかく与え続けて成功する、いわゆる「ギバー(GIVER)」の精神を持つ方なら、参加しがいのあるサロンだと思います。