2020年世界中を巻き込んだ感染症騒ぎによって、国内の就労・雇用形態に大きな変化が訪れたこと等により、近年注目を集めつつあったサブスクリプション方式を活用してのオンラインサロン運営が、益々有力な副業・事業として浮上して来ています。
今回は個人事業主としてオンラインサロン運営を行う場合に大変重要な“賃借対照表”について、詳しく見ていきます。
貴方の事業を可視化する!”賃借対照表”の役目
個人事業主として青色申告する際、必ず提出しなくてはならない表の一つが賃借対照表です。
この賃借対照表の内容には何が記載されているのかというと、
・資本金や現金預金の残高
・売、買掛金の残高
・借入金残高
等。つまり、その時点での「会社の体力」が一目で解るようになっている表、とも言える書類です。
単に青色申告の際提出するからというだけではなく、自分の事業の状況を常に正確に把握できるという観点からも、オンラインサロン運営を事業として立ち上げていく上においてこの賃借対照表は最も重要視すべき表の一つなのです。
賃借対照表の項目別重要ポイントをチェック!
〈売掛金〉
売掛金とは、取引先からの様々な事由にかかる売上債権のこと。
売掛金回収の期限設定ミスにより、回収できずに経費等の支払い期限を迎えてしまい財政状況が悪化…というパターンも!
〈買掛金〉
売掛金と逆で、事業者が取引先につけで何かを購入したり、後ほど纏めての支払いという形でフローさせてもらっている分の金額のこと。
こちらについては支払い期限を長めに設定できる信頼があれば、その期間に現金を用意できる余裕があるため安心度が高まります。
〈固定資産〉
固定資産とは事業に関連している状態の車両や備品、不動産などの資産のこと。
不要な物は随時売却し、現金化する事が健全な経営に役立ちます。