どのようなオンラインサロンを作るのか、あなたはテーマを決めるのに苦労するほうですか? それとも、すぐに決められますか?
オンラインサロンの主催者が、メンバーを募集するのは、「こういうことをやるから、この指止まれ!」と、自分の設定したテーマに共感する人を探したり、見つけてもらったりすることを意味します。
同じジャンルでも、広めのテーマを設定するのか、それともテーマを狭めるのかで、メンバーの集まり方が違ってきますし、運営の難易度まで異なってくることもあります。
この記事では、オンラインサロンのテーマ決めについて、広めに取るか狭めに取るかで、それぞれどのような長所があるのか、ご紹介します。
テーマを広めに取ると、どうなる?
「副業」「英会話」「美容」など、比較的メジャーなジャンルでは、テーマを広めにとった場合、他の既存のオンラインサロンとの競合関係になります。よって、何らかの特徴をアピールできなければ、集客が難しくなるおそれがあります。
ただ、需要の裾野が広いメジャージャンルで集客が上手くいけば、サロンメンバーが一気に増えて、賑わいを見せられるメリットはあります。
たとえば、英会話のオンラインサロンでしたら、主催者がぶっちぎりの実績を持っていたり、日本語ペラペラの英語ネイティブスピーカーだったりすれば、それだけで選ばれる強みがあります。
もしそうでなければ、英会話というジャンルは崩さないまま「リアルタイムのオンライン講座を充実させる」とか「様々な趣向のオフ会がたくさん開かれる」など、他のオンラインサロンにはない特徴を打ち出さなければ、多くの人に選ばれるのは難しくなります。
ほかにオンラインサロンが存在しないマイナーなジャンルでしたら、無理に特徴を出すより、ストレートな題名を打ち出したほうがわかりやすいです。たとえば、インドネシア語の会話に親しむオンラインサロンが国内に存在しなければ、「インドネシア語サロン」の名称だけで十分にその魅力は伝わります。
テーマを狭めに取ると、どうなる?
メジャーなジャンルでしたら、テーマを絞ったほうが特徴を打ち出せて、そのテーマにピッタリ合う人に気づいてもらえて、新規メンバーとして加入してくれる期待が高まります。
たとえば、「英会話」のオンラインサロンでしたら、いろんな目的で英語を学び直したい人が集まってきます。ですから、同じサロンのメンバー同士なのに、価値観や会話が合わなかったりするおそれがあります。
たとえば、「海外旅行の英会話」「海外留学のための英会話」「海外赴任・海外起業のための英会話」など、目的に沿ってテーマを設定すると、価値観や会話が合いやすいメンバーが集まり、サロン内の結束が固まって盛り上がっていく可能性が高いです。
ただし、マイナージャンルでテーマを狭めると、興味を持つ人が少なすぎて、オンラインサロンとして成立しないほどの少人数しか集まらないおそれがあります。
たとえば、「インドネシア留学のためのインドネシア語サロン」を日本語で開設しても、すでに該当者のリストを持っていない限り、集客は難航するでしょう。