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中田敦彦サロン”PROGRESS”の歩みとこれから

法人向けオンラインサロン制作なら

吉本興業所属のお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」のボケ担当であり、実業家でもある中田敦彦氏が2018年5月8日に立ち上げたサブスクリプション型オンラインサロン”PROGRESS”

いまや、芸能人オンラインサロンという枠組みを大きく超え、日本で最も成功している有料会員制オンラインサロンと呼べる立ち位置にまで登り詰めようとしています。

今回はそんな大成功したオンラインサロンの一つである中田敦彦”PROGRESS”について、基本情報を振り返ってみたいと思います。

オフラインでの交流会もあった始動ステージ

中田氏はもともと、2014年に実弟であるFISH BOYと自身のコンビ・オリエンタルラジオに、ミュージシャンの仲間を加えてデビューしたRADIO FISHというグループにおいて、「ファンクラブ」という形で、今のオンラインサロンの前身ともいえるような活動を行っていました。

2014年~数年間は、通常のアーティストのファンクラブと変わりなく、会報の発行やグッズ・チケットの先行販売などだけを行っていたようです。

アリーナクラスの会場で行われるフェスに何度も出演したり、紅白歌合戦に出場したりする中で、当然ファンクラブの活動も規模が大きく、活発になっていきます。

そんな中、ついに2018年5月。「中田敦彦オンラインサロン」が発動。これが、中田さんのサロンが、既存の有料ファンクラブという概念から飛び出し、新しい世代のオンラインサロンに進化した瞬間でした。

同年12月。「中田敦彦オンラインサロン」は、月額1000円のRADIO FISHファンクラブ”UNITED”と、月額5980円の中田敦彦オンラインサロン”PROGRESS”の2つに分かれ、それぞれのユーザーのニーズに寄り添った運営を行うようになります。

“UNITED”では、RADIO FISHの映像作品やグッズの販売はもちろん、会員しか見られないメンバーそれぞれのプライベートが覗ける動画の配信。そして、ファンにはたまらない「会える」イベント、BBQパーティなどの開催が行われていました。

“PROGRESS”内の活動は基本的に有料会員以外に漏れてくることは無い規則ではありますが、オープンにされている情報からわかる通り、中田敦彦氏は「XENO」というゲームの開発・販売や「幸福洗脳」というアパレルブランドの立ち上げ、実店舗の開店、大手百貨店内でのアパレル自動販売機への展開など、様々なビジネスを行っているので、その企画立案から実際の作業を数年にわたり、有料会員は目の当たりにすることができていたと思われます。

また、そのほかに外部からもわかる情報として、この”PROGRESS”においても、会員との旅行や記念パーティ、ジョギングイベントなど、「中田氏や実業家中田氏の友人としての立場の藤森氏に直接会える」という事も一つの魅力であったと思われます。

また、サロン内でも、中田氏が優れたビジネスモデルとして紹介した店舗を「幸福洗脳」を着用して集まって巡るオフ会などが企画されていたようで、実際に遭える友人や仲間を増やす場としても活用されていたことがうかがえます。

新型コロナ危機を乗り越え世界の会員と共に未来へ

ところが、2020年3月。

順調だったオンラインサロン運営にも、突然の新型コロナ危機が襲い掛かりました。

緊急事態宣言などを受け、当然、「会える」イベントを行うことが困難に。

そして中田氏自身が語っているように、サロン会員の財政状況も急速に悪化。5980円の月会費を支払うことができないという声が続々と集まってきたそうです。

そんな中、2020年5月に中田氏が取った大胆な施策がこちら。

驚くなかれ、

月会費5980円を980円に値下げする

というものでした。

この大胆な施策は結果的に大成功をおさめます。

2020年10月現在、”PROGRESS”は年初から+1000人余という驚異的な会員数の伸びを見せ、連日大盛況の盛り上がりを見せています。

中田氏いわく、「世界中から入会者がやってきて、みんなが語学や国際社会、文化の先生にもなれ、生徒にもなれるサロンへと進化中」だそうで、やはりこの値下げはサロンにとって追い風となったよう。

中田氏自身、これを機に海外にも拠点を持ちたいという新たな夢ができているそう。中田敦彦オンラインサロン”PROGRESS”が今回の「新型コロナ危機」を軽やかに乗り越え更に豊かに歴史を重ねて行くその姿は、我々にも熱い勇気を与えてくれるように思えるのです。

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