オンラインサロンを盛り上げる方法のひとつとして、定期的にイベントを開催することも重要です。
イベントを開く以上は、たくさんの人に集まってほしいのでしょうが、アイデアや企画だけで人を集めるのは至難の業です。そこで、豪華な著名人・芸能人のゲストをお呼びして、トークイベントなどを開きたいと思うオンラインサロン主催者も少なくありません。
しかし、著名人をゲストとして呼ぶには、多額のギャランティ(出演料)が必要な場合があるので、赤字になるおそれと隣り合わせです。どのような工夫をすれば、オンラインサロンのイベントに現実的なかたちで著名人を迎えることができるでしょうか。
宣伝やプロモーションとのバーター(交換)を提案する
最も呼びやすいのは、著書などを新たに出版した著者の有名人です。著書の代金を参加料に含めて、著書販売をサポートしたり、サロンメンバーに向けて告知を行ったりすれば、それをプロモーションの一環として有効だと受け取って、代わりにイベントに協力してくれる著者は現れます。
ひとりやふたりを一本釣りするのではなく、併行してたくさんの著者にオファーをかけてみましょう。著書のプロモーションを兼ねれば、無料ないし格安でも、トークイベントのゲストとして登壇してくれる人はいます。
新刊のほか、出演イベントやオリジナルグッズなど、告知したいことがある有名人にオファーをかけてみると、接点がないところでも、案外こころよく応じてくれることがあるものです。
クラウドファンディングの「リターン」に狙いを付ける
芸能人・著名人が主催するクラウドファンディングでは、その出資(寄付)の額に応じて、その芸能人・著名人を迎えての「イベント主催権」「トークライブ主催権」がリターン(返礼品)として贈られることがあります。
日本国内で最初に始めたのはキングコングの西野亮廣さんですが、出演イベントの主催権をリターンに加えることによって、複数のクラウドファンディングで立て続けに成功を納めてきた実績があります。そこで、他の著名人も同様のリターンを贈る例が増えてきています。
クラウドファンディングの「イベント主催権リターン」を購入する場合、呼びたいタイミングで呼びたい芸能人を招待するわけにはいかない欠点があります。
オンラインサロンのメンバーの満足度を効率的に上げるには、サロンのテーマに合った著名人を選ぶ必要があるため、そこは難点のひとつでしょうか。
その一方で、有名人を格安の予算で招待することができる大きなメリットもあります。もし、有名人がクラウドファンディングを主催する情報が入れば、リターン内容をチェックすることを推奨します。有名人を招いてトークライブやイベントを開催したい主催者は、クラウドファンディングの関連ニュースを、日頃から絶えずチェックしておくのが大切です。