ビジネス目的のオンラインサロンや著名人主催のオンラインサロンなどが人気ですが、他にも注目されている種類はいくつかあります。ここでは「趣味系」オンラインサロンをメインテーマとして取り上げ、その特徴についてご紹介します。
たとえば、映画や音楽、漫画、鉄道、スポーツなどのメジャーな趣味から、「わかる人にだけわかる」マニアックな趣味のオンラインサロンまで、幅広くテーマを設定することができます。
では、趣味系のオンラインサロンを開設し、運営するときには、どのようなことを心得ておく必要があるのでしょうか。
サロン主催者の満足度が最も高い
趣味型のオンラインサロンでは、主催者が最ものびのびと運営していて、満足度が高い場合が多いようです。
ビジネス系やマッチング系ですと、「そこまで興味はないけれども、需要が高くて儲かりそうだから」という理由で運営される場合もあり、そのような主催者はちょっとうまくいかなくなると、あっさりとサロンを閉じてしまう傾向があります。
一方で、趣味系のオンラインサロンの主催者は、自分の好きなことでお金を得ているわけです。そこで、サロンの運営上、多少の面倒なトラブルがあったり、大会が相次いで参加者数が減少したりしても、モチベーションを高く保って、粘り強く運営し続ける主催者が少なくありません。
趣味は普通、消費活動であって、お金が出ていく一方なことがほとんどです。
しかし、趣味系オンラインサロンの運営では、同好の士を集めて、その中心的な存在になれるだけでなく、さらに収入まで得られるのです。その体験は、サロン運営者の趣味活動をさらに充実させていくでしょう。
趣味系の収益化は難しいのでしょうか?
趣味系のオンラインサロンで成功しやすいのは、その世界でカリスマ的な人気や実績を収めている主催者です。
その人と交流できるという貴重な体験を求めて、多くの趣味人が集まってきて、盛り上がります。同じ趣味の下で、いろんなスキルや得意分野を持っている人々が集まるほど、そのオンラインサロンは自然と盛り上がります。
人気や実績には特筆すべきものがなくても、同じ趣味の仲間を大勢知っている、顔の広い趣味人も、オンラインサロンの運営で成功し、収益化しやすいとされます。
ただ、人気や実績、人脈があっても、あまりにも狭いジャンルに特化しすぎると、そのサロンの設立趣旨に共感し、参加してくれる人はなかなか現れず、集客や収益化は難航してしまうでしょう。
専門特化した趣味ジャンルのオンラインサロンを開設できれば、確かに目立てます。ただ、少しは「世間で本当に求められているかどうか?」を客観的に見つめるマーケティング視点を持ち、適切なジャンルを定めたいものです。