現在 647 記事を公開中です

オンラインサロンで、ノウハウを提供することは、主催者にとって、得か損か?

法人向けオンラインサロン制作なら

オンラインサロンでは、どのようなテーマを設定するかで、より多くのメンバーが集まるかどうか、それぞれのメンバーの満足度を高められるかどうかを決める鍵になります。

主催者の個人的な魅力やカリスマ性で惹きつけるオンラインサロンもあります。

あるいは、人々が大勢集まる場を提供し、それぞれのメンバーが必要としている相手をマッチングする機能を果たすオンラインサロンもあります。

ただ、同好の士が集まって、普段の生活は話せないマニアックな情報交換をするオンラインサロンも多くなりました。

ここで改めて考えてみたいのが、起業の成功法や英会話の上達法、ダイエットの達成法など「ノウハウ提供型」のオンラインサロンについてです。

ビジネス系だけでも、起業や副業のノウハウ、集客のノウハウ、セールスのノウハウ、財務管理のノウハウ、投資のノウハウなど、いろいろなものがあります。

このノウハウ提供型は、オンラインサロン文化の中でも主流になりつつありますが、主催者にとって不利な点、損をしそうな特質などはないのでしょうか。

方針が決まるイメージ

最も明確に、サロンの方針を立てられる

ノウハウ提供型のオンラインサロンには、「メンバーの悩みが解消され、できるだけ多くの人が再現できる方法」を提供する、はっきりとした使命があります。

英会話のサロンなら、英語を聞いて意味が分かるようになって、伝えたいことを英語で話せるノウハウを提供します。ダイエットのサロンには、できるだけ効率的で健康的に痩せる運動や食事の情報を提供する使命があります。

はじめから目的が明確なので、後になって方針がぶれることもありません。

似たり寄ったりになり、真似されやすいデメリット

人間が人間に対して、うまくいくノウハウを提供するので、じつは提供できる情報にそれほどバリエーションはありません。

つまり、同じジャンルのオンラインサロンに対して、違いを打ち出すのが難しい点は、主催者にとってのデメリットとして挙げられます。

主催者自身が、卓越した結果を叩き出した(たとえば、TOEIC満点の英会話の達人)のであれば、それが人々を惹きつける魅力になりえます。

一方で、主催者の実力はそれほどでないものの、水準の高いメンバー同士で英会話を自主的に学び合える環境を提供できているオンラインサロンもあります。

できるだけ多くの時間を英語と共に過ごせるのが、英会話上達の王道だとしたら、英会話系のオンラインサロンが提供するノウハウには、そこまで違いや差が付けられません。

仮に違いを付けられるとすれば、英語に触れる時間を長くするための見せ方や切り口を変えるか、主催者が特徴的なキャラを打ち出すぐらいしかありません。ライバルサロンとの差別化を打ち出しづらいのが、ノウハウ系のデメリットです。

EXITのイメージ

目標達成をしたメンバーに退会されるリスク

ノウハウ系のオンラインサロンの悩みどころは、目標を見事に達成したメンバーが、それ以上サロンに所属し続ける必要が無くなり、退会してしまうところです。

つまり、効果の高いノウハウを提供すればするほど、退会者が増えて収益性が揺らいでしまうリスクがあるのです。

このリスクに関しては、目標達成したメンバーを、そのサロンの「実績」「成功者の声」として対外的にアピールし、新たなメンバーが加入してくる呼び水とすることで解消できます。

あるいは、そのサロンに居続けること自体が楽しいと感じられる雰囲気やイベントを作り出せるかどうかが問われます。

法人向けオンラインサロン制作なら