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動画の再生回数を残酷なまでに運命づける「サムネイル」の基本

法人向けオンラインサロン制作なら

今は、テレビ中継のような動画を手軽に投稿できる時代です。オンラインサロンなどのPRでも、文章や写真でのSNS投稿などとともに、動画がよく利用されています。

作り込んだ広告用動画より、むしろ、まったく編集されていない、撮って出しの素朴な動画こそが「リアリティがある」「身近に感じる」などとして受ける傾向すらあるぐらいです。

動画編集ソフトで、徹底的に磨き上げた渾身の仕上がりの動画よりも、スマートフォンでの自撮りで行ったライブ配信のアーカイブとしての生々しい動画のほうを、再生回数を伸ばすことだってできます。

そのための鍵になるのが、「サムネイル」と呼ばれる、動画の表紙画像です。

サムネイル編集のイメージ

サムネイルという「第一印象」が9割の運命を決める

サムネイル画像には、次の2要素を必ず入れることがセオリーとなっています。

  • 大きめのフォントで、キーフレーズとなる文字を入れる
  • 人の顔を入れる

動画にはタイトルが付いていますが、どの動画にも同じ大きさ、同じフォントの活字が使われています。そこで、サムネイルに特徴ある文字を入れることで、他との違いを際立たせることができるのです。

また、人の顔に対しては、人々が本能的に目を向けてしまうことがわかっています。大脳の側頭連合野には、人の顔にのみ専門的に反応する神経細胞があり、その神経反応を利用して、誰かの肖像写真を載せるのがサムネイル作成の常套手段となっています。赤ちゃんが視覚で最初に認識するのも親の顔とされています。

今では、こうした心理学や脳科学まで応用しながらサムネイルを作成しています。そうすることで、動画に対する第一印象を引き上げ、人々の関心を惹きつけることで、再生回数を増やそうとしているのです。

『人は見た目が9割』という本が、かつてミリオンセラーになったこともありますが、動画も見た目が9割なのかもしれません。

サムネイルの作成は、adobe社の「Photoshop(フォトショップ)」などの有料画像編集ソフトを使うのが主流ですが、「GIMP」など高性能のフリーソフトもあります。

Facebookアイコンのイメージ

Facebookライブにもサムネイルを設定できる

Facebookライブは配信終了後も自動的に、タイムライン上にアーカイブ(動画記録)が残ります。

その場合、動画の拍子にあたるサムネイルも、動画の中のひとこまが自動的にピックアップされて掲載されます。

ただ、このサムネイルを「大きなフォントの文字」「人の顔の写真」の2要素が入った画像に、後から差し替えることもできます。

Facebookライブのアーカイブは、編集されていない動画の元データと同じです。しかも、リアルタイムでのコメント交換ができないため、このままでは未視聴の人々への関心を惹くことができず、再生回数は伸びにくいです。

しかし、編集されたサムネイルを加えることで、他のFacebook投稿の中でも存在感が際立ちます。

ひいては、再生回数も増えて、発信者のオンラインサロンが関心を持たれるきっかけをつくることができます。しかも、動画全体を編集するよりも手間がかかりません。

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