オンラインサロンでは、時間や距離の差を飛び越えて、同じ目標や夢、趣味嗜好を持っている人々が集まれるのが、最大の強みです。
都市部と地方、国内と海外でも、ほぼ公平な関係性でコミュニケーションを採れますし、生活習慣やペースが異なり、ネットに接続できる時間帯が違っている人同士でも、ログやアーカイブ(文章や動画などのデジタル記録)を介して交流できます。
ただ、オンラインサロンでの講演会やパーティ、合宿などの有料参加イベントなどは、一般的にリアルな会場(オフライン)で開催されるため、距離的な移動の制約、あるいはスケジュールの都合で参加できないメンバーが出てきやすくなります。
毎月支払っているサロンの会費は同じなのに、イベントの参加のしやすさで差が生じれば、不平等な感覚を与えてしまうかもしれません。
そこで有効なのが、有料参加イベントです。地震などの自然災害、あるいは感染症の大流行などの影響で、人の移動が難しくなったとしても、インターネットに接続できる端末の環境があれば、その場で参加できる大きなメリットがあります。
ライブ配信によるオンラインイベント
FacebookやYouTube、Instagramなどでは、ライブ配信の機能が標準で付いています。
一般的な動画と違って、その場で視聴者からコメントをもらい、口頭で返事が出来るので、まるでラジオ番組のDJのような感覚を味わえます。
ライブ配信の参加者を増やすには、配信の開始日時やだいたいの時間、テーマを、サロン内だけでなくSNSやメルマガなど、できるだけ多くのメディアで事前に告知しておくのが基本です。
サロンメンバー限定で配信することもできますが、一般公開にすれば、ライブ配信をきっかけに、サロンに加入する人が増える期待もあります。
オンライン会議によるイベント
zoomやFacebookメッセンジャーなど、オンライン会議システムを使うことによって、どんな場所にいても関係なく参加できるイベントを開催できます。
新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛要請によって、自宅などから参加する「zoom飲み会(オンライン飲み会・リモート飲み会)」が一気に普及しました。自宅などの場所で、思い思いの飲み物や料理を味わいながら、話に花を咲かせることができます。
オンラインサロンであれば、共通の話題も明確でしょうから、場が盛り上がりやすいです。また、同じ場所にいないぶん、何か「共通の酒」や「共通の食べ物」を用意するのを参加条件にすれば、リモート飲み会に一体感が生まれやすいです。
飲み会の他、お茶会やセミナー、プレゼン発表会、グループコンサルティングなどの多彩なイベントを行えるのも、オンライン会議システムの強みです。