オンラインサロンには、いくつかのジャンルがあります。
仕事・起業・副業・投資など、お金を稼ぐことに関連したオンラインサロンは、社会人に幅広く支持されていて、マネタイズもしやすいといわれています。
資格取得や語学力アップ、ダイエット、美容健康など、目標達成や自分磨きのためのサロンも、意識の高い成人男女から人気を集めています。ひとりだけでは日々の習慣化が難しくても、仲間同士で切磋琢磨できる環境に身を置けるメリットがあります。
また、様々な趣味に関するオンラインサロンには、初心者からマニアまで、高い熱量を持って参加者が集まり、賑わっています。
そうしたジャンルとは別に、「何を目当てにして集まっているか?」でも、オンラインサロンを分類できます。
おもに、「人」に集まっているか、「事」に集まっているか、で分けることができますので、それぞれについてご紹介します。
「人」に集まっているオンラインサロンの特徴
まず、オンラインサロンの主催者の人柄や能力、実績などを慕って、メンバーが集まってきているパターンがあります。
芸能人・有名人が主催するサロンは、その「人に集まっている」場合の典型です。
たとえテーマやジャンルが同じでも、明るくて心を開いていて、対話や文章などでの表現が豊かで、誰にでも親切な人が運営するオンラインサロンのほうが、会員数を多く集めることは自然の流れです。
このように主催者に強い魅力があれば、サロンのテーマや企画の切り口が たとえありきたりでも、会員数が順調に増えていきやすい傾向があります。
ただし、「人」に集まっているタイプのオンラインサロンは、外部からは「まるで宗教みたい」という、あらぬイメージが先行して、その反動によってメンバー達が内向きに結束し、内輪ウケの話題ばかりで新規メンバーが定着しづらくなり、その後の発展が難しくなるおそれがあります。
さらには、その主催者が何らかの理由で抜けた後に、求心力を失い、運営が急に難しくなってしまうリスクもあるのです。
「事」に集まっているタイプのオンラインサロンの特徴
その一方で、オンラインサロンの内容やテーマ、つまり「事柄」に対して人々が集まっているサロンは、主催者が入れ替わっても、また共同運営になるなど体制が変化しても、メンバーに対する求心力が落ちない特徴があります。
むしろ、ひとつのテーマに対して全国から、あるいは海外からも人々が集う「場」をつくることで、日常生活にはない同好の相手と気軽に交流できるメリットを提供できます。
主催者との繋がりより、メンバー同士の「横の繋がり」が強まりやすい特徴があります。
しかし、サロンが盛り上がるかどうかは、メンバー同士の共鳴や化学反応が起きるかどうかが問われますので、主催者がサロンの雰囲気を調整しづらい点は、デメリットなのかもしれません。