中田敦彦さんといえば、リズムネタ「武勇伝」で鮮烈なデビューを果たした芸人コンビ、オリエンタルラジオのメンバーです。
今ではテレビよりもYouTubeでの活躍が目立っています。芸能界のシステムから独立して、自分自身の力量で知名度や信頼性を獲得し、所属事務所に依存せず独自に収益を上げていることから、実業家としても注目を集めているのです。
そんな中田さんが運営しているオンラインサロン「PROGRESS」は、2020年5月で2周年を迎えました。YouTube大学の収録観覧権や合同ジョギング企画など、リアルイベントが魅力的なサロンでしたが、新型コロナウイルスの蔓延によって、これらのリアルイベントが開催できなくなり、全面的にオンラインに移行しました。
では、どのように変わったのか、具体的に見ていきましょう。
YouTube大学の観覧は一時中止
サロンメンバーに公開されていたYouTube大学の収録現場ですが、新型コロナウイルスが猛威を振るった3月下旬以降からは、公開が中止され、中田さんが単独で動画の収録を進めています。
現場観覧席からの拍手や笑い声で、中田さんのテンションが上がっていく場面も多かったのです。その熱量が動画の視聴者にも伝わっていたのがYouTube大学の良さだったのですが、観覧が中止されて以降の中田さんのYouTube動画は、中田さんの声以外が聞こえない、また違った雰囲気がありました。
また、YouTubeのサブチャンネル(2nd YouTube)では、双方向リモート会議システムのzoomを使って、中田さんとメンバーがコミュニケーションをとっていました。
なお、5月頃からの収録分以降は、現場の観覧が再開されているようです。
コロナ後のPROGRESS そのほかの変更点
中田さんと都内の道を一緒にジョギングする企画「PROGRESS RUN」は、一時中止となっており、2020年6月現在で再開のめどは立っていません。
また、月1回は開催されていたリアルイベントやリアル講演会も中止され、中田さんやメンバーとのzoom飲み会(リモート飲み会)に変更されています。
リアルイベントは、主催者のファンにとって喜ばしい場ですが、主催者の所在地から離れたメンバーの参加が難しく、メンバー間で熱量の温度差が生じる原因にもなりかねません。
その一方、中田さんによる毎朝のFacebookライブ配信「朝の会」や、YouTuber養成所「PROGRESS-MOVIE」などは、今まで通りの運用となっています。
こうしたオンラインでの交流がサロン内でより強化されたことで、東京都から離れた地方や海外に住むメンバーにも平等に中田さんやメンバー同士でのコミュニケーションを行えるようになったのは、ある意味で進化している(progress)といえるでしょう。