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中田敦彦という男~オンラインサロンで輝いた「本質」に迫る

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「サブスクリプション型オンラインサロン」という世界を語るうえでいまや欠かすことのできない存在になった、お笑いコンビ・オリエンタルラジオ中田敦彦氏。

確かに彼は、慶應大学に在学しながら国内最大手芸能プロダクションである吉本興業の運営する養成所に、しかも同じく高学歴の明治大学の学生であった相方・藤森慎吾氏とすでにコンビを組んだ状態で入所するという、他を圧倒する秀でた選択で芸能界入りしていますし、その後地上波テレビ、CMでの活躍も目覚ましい物であったことは皆が知る所ではあります。

しかし、彼と同等、いやそれ以上に芸能界の表舞台では活躍していながら、YouTuberやオンラインサロン界に進出したのち、彼ほどの成功を収めた人物はいないといってよいでしょう。

いったい、何が明暗を分けているのか?

今回は中田敦彦氏の本質について迫ってみたいと思います。

奇跡の再ブレイク、再々ブレイクの源泉は

2004年、養成所在学中の身にしてM-1グランプリで準決勝を獲得したオリエンタルラジオ。

デビュー3年で、レギュラー番組10本や、有名ラジオ番組のMCレギュラー、大企業のCM出演などを掴み、大ブレイク芸人の王道を突き進みます。

しかし、その後仕事が無い状況が続き、一時は1年間かけて地方のスギ林での「林業体験ロケ」を敢行。しかし、1年かけて撮りためたその映像は、放映されてみるとたったの2時間足らずの番組一回限りとなっていた…そんな壮絶とさえいえるエピソードが語られています。

ところが、そんな不遇時代の後、2人はそれぞれ新たな「キャラ」を打ち出し再ブレイク。中田氏はクイズ番組などで着実にワクワクと楽しい見せ場を作る「オタクキャラ」。藤森氏は私生活での飲み会のノリも活かした「チャラ男キャラ」。こんな2人が繰り出すこなれたトークに、再びお茶の間は夢中になり、再ブレイク芸人と呼ばれるように。

その後、後輩コンビ8・6秒バズーカの歌ネタが大ブームになったことにうまく乗り、歌ネタ「Perfect Human」で再々ブレイク、紅白出場まで果たします。

このように何度も大きな浮き沈みを経験したコンビは他に例があまりなく、彼らを奇跡の再々ブレイク芸人と呼ぶ向きもあるほどです。

才能なんてない、あるのは努力だけ

中田敦彦氏のここまでの人生を追ってみて気づかされることは、彼はどんな状況においても「自分の最善を尽くし、野心を現実化しようと努力してきた」ということです。

若く、見た目も美しく、慶應大学の学生という身分において、しかし彼はそこに決して満足せず、「何が最善なのか、そして実現する現実的な手は何か」を野心的に探り続けていたに違いありません。

同じく頭脳明晰で美しい相方藤森氏との若くしての巡り会いは、決して単なる偶然ではなくそんな彼のたゆまぬ向上心のなせる業だったのでしょう。

不遇時代の林業のエピソードは象徴的です。

もしも彼がそこで、頑張ることをやめてしまい投げやりになったり、自分の最善を尽くすことをやめていれば、おそらくひどく腰を痛めたり、周囲のスタッフからの信頼を失ったり、マイナスしか残らなかったでしょう。

しかし彼は見えないところでも「今できる最善を」と、毎日コツコツと継続していたと思われます。その姿は、TVクルーの間に噂となって伝わり、彼の仕事人としての「信頼」に繋がった…と考えるのは決して推測に過ぎないとは言い切れないのではないでしょうか。

慣れない林業に取り組んでも、身体を壊すことが無かったところからも、彼らがいかに辛い運命を真正面から真摯に受け止め、一つ一つの作業に丁寧に取り組んでいたのかがうかがえるように思います。

地上波テレビという表舞台を離れ、YouTubeに活躍の場を移してからの彼が着実に登録者数を増やし、オンラインサロンの有料会員という究極の「ファン」を大勢掴むに至ったのも、彼の抜きんでた才能はもちろんでしょうが、多くは「諦めず、くさらず、目の前のできることを毎日コツコツ続ける」というたゆまぬ努力が起こした業績なのでしょう。

そして、ここまで彼の姿を追ってきて感じたことがもう一つあります。

イクメン、愛妻家キャラとしても名高い中田氏。

もともと、オリエンタルラジオというコンビ名を決めた時にも、父親の「いい車の名前にはラ行が使われている」という言葉を参考にした、という家族仲の良さを感じさせるエピソードを持っていたり、家族を大切にする性根の温かさが彼にはあるように思います。

虎視眈々と向上を狙う野心、投げやりにならない、たゆまぬ毎日の努力、そして豊かな「愛情」

この3つの素晴らしい武器をもって、中田敦彦という男は人生の戦いに果敢に挑み続けている。

その姿に勇気づけられる、ともに頑張りたい!という仲間が大勢集まってくることも納得させられる彼の「本質」は、こんな所にあるように思えてなりません。

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