<前編(日本初のプラットフォーム Synapseの歴史)はこちら>
クラウドファンディングとオンラインサロンの「接近」
クラウドファンディング(オンライン資金調達)のプラットフォームとして、国内で最大手のプラットフォームとして知られる「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」は、2016年にオンラインサロンのプラットフォーム事業にも参入しました。
これが「CAMPFIREコミュニティ」です。
今では、DMMオンラインサロンと双璧を成すほどの規模を誇っています。
CAMPFIREの本業はクラウドファンディングですが、これは締め切り時期が設定された、一過性の「打ち上げ花火的」な資金調達方法です。
一方で、オンラインサロンは、主宰者にとって月額収入が入るサブスクリプションであり、資金調達や収入源という側面では、継続的で安定しています。
ただし、「人々から資金的に応援されながら、高い目標を実現する」という点において、オンラインサロンとクラウドファンディングは重なるところも多いのです。
つまり、CAMPFIREがオンラインサロンのプラットフォーム事業に参入したのは、ごく自然な成り行きといえたのかもしれません。
また、朝日新聞社が独自に開設したクラウドファンディングプラットフォーム「A-port(エーポート)」も、オンラインサロン事業に参入しています。
その名も「A-portオンラインサロン」です。
戦前から続く歴史あるコンテンツ事業者として、独自のネットワークを駆使して、さまざまな著名人が運営するオンラインサロンの基盤としての役割を果たしています。
元外交官で作家の佐藤優氏、元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏、弁護士ドットコムの元編集長である亀松太郎氏など、知名度と実績がある人々をオンラインサロン主宰者として迎え、さらに朝日新聞ブランドも借りながら、A-portオンラインサロンは、プラットフォームとして着実な発展と普及を進めています。
ディープな娯楽コンテンツに特化した「レジまぐ」
ITベンチャー企業のメディアインデックス社が、独自に立ち上げたオンラインサロンプラットフォームが「レジまぐ」です。
競馬・競艇・競輪などの公営ギャンブルや、漫画・占い・スピリチュアル・成人向けコンテンツなど、サブカルチャーに特化したテーマのオンラインサロンが強みです。
名称のイメージに反して、メールマガジンプラットフォーム最大手の「まぐまぐ」とは無関係です。
<「後編」に続きます>
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