将来的に、サブスクリプション型オンラインサロンの運営を視野に入れている方ならば誰もが気になる存在のオリエンタルラジオ・中田敦彦氏。
吉本興業所属の人気芸人だった彼が選んだ「次の一手」はサブスクリプション型オンラインサロンの運営でした。
芸人と、オンラインサロン。
一人の男が人生の舞台に選んだ2つの道にはどのような共通点があったのか。そして、そこから私たちが何を学べるのかを追ってみました。
原点はベンチャーマインド
中田氏本人がインタビューで語ったところによると、氏が「お笑い」を目指した原点はベンチャーマインド、つまり「起業家」としての歩みの一つだったといいます。
氏が日本最大級の芸能事務所である吉本興業のタレント養成所に入所した時期はちょうど、「お笑い芸人ブーム」。そこにゴールドラッシュのような勢いを感じたという中田氏。
勢いを感じる業種に賭けてみる
そんな、思い切りと覚悟を感じさせるエピソードです。
そんな氏が、今最も勢いを感じている業種、それが、サブスクリプション型オンラインサロンなのに違いありません。
「ジャンルをまたぐ強み」から産まれたリズムネタ
中田氏が慶應大学在学中から常に意識していたという、生きる上での知恵。その一つが「ジャンルをまたぐことの強み」だったと、インタビュー記事などを通して語られています。
ビジネスマンになりたい。お笑いを目指したい。音楽、ダンスをやりたい。人は、そう願った時つい、「一つの道を究めなくてはならない」と思いがちです。
しかし、成功者である中田氏はこう語ります。
「アパレルやりたい、あれをやりたい、夢を持っている人に多く会うけれど、2年たって同じ人に会って話すと『今、準備してます』それではダメだなと思った。とにかくやる。やってみて、楽しんで、フィードバックを活かすことが大事」
「自分のモットーは朝令暮改。いいな、と感じる物にはすぐに飛びつき、即実行してみる」
お笑いの芸としてのRADIO FISHが大ヒットするまでの間、彼らは音楽番組ではなくお笑いの舞台でそれを披露し続けていた。しかし、それがブルーオーシャン戦略として見事に人々の心を掴むことになるわけで、氏のジャンルを超えることは強みである、という読みは大当たりだったわけです。
そんな彼の思考、哲学の軽やかさこそが、現状のサクセスロードを構築する際の大きな両翼となりえた…という事なのでしょう。
中田敦彦氏の哲学を我々に当て嵌めてみれば、自分の強みがアパレルであったり、お笑いであったり。料理や、占い、様々なものがあると思います。
もちろん、究極まで一つのジャンルを究めることも素晴らしいことではありますが、時には全く違う枠に自分をはめてみる。勢いを感じる業態に信頼できる仲間を作り、思い切って飛び込み、まずは行動してみる。
そこに、私たちの新たなビジネスの扉を開いてくれる突破口がある可能性は、とても高いものだと言えるでしょう。