今や、何らかの形でSNSをマーケティングに使用していない事業の方が少数派なのではないかと思われるほど、多種多様な業種で浸透しているインターネット広告。
有料の物から、ツイッター等無料SNSを活用した物まで様々です。
今回はそんなインターネット活用マーケティングの中で、特にオンラインサロンの強みはどのような物であるのかに着目してみました。
進む「有料ユーザー」との差別化
近年ツイッターにおいてユーザー内の噂として、”外部ECサイトへのリンクがあるツイートは、フォロワーのタイムラインでおすすめに表示されにくい”仕様があるのではないか、との指摘が広まりました。
定着している”シャドウバン”という仕様についても当初ツイッター本部は組み込みをなかなか公式に認めなかったのと同様、こちらの噂についても未だ公式には肯定も否定もされていません。
しかし、ツイッターユーザーなら誰でも判るように、既に有料の広告ツイートが頻繁にタイムラインに差し挟まれる仕様が順調に運用されている所です。ツイッター社に対価を支払ってマーケティングを行うユーザーに対し差別化を図らなくてはならないという動機は十分に存在するわけで、ユーザーの多くが実感として感じている通り、そうした仕様が実際に運用されていたとしてもなんら不思議ではありません。
こうした傾向はツイッターのみならず、フェイスブックやInstagram、tiktok等他のSNSでも全く同様のことが行われていくようになるであろう事は、想像に難くありません。
つまり、「便利で無料で暇が潰れ、寂しさも紛れて楽しいSNS」という特徴は残しつつ、広告費用を支払っていないユーザーが広告目的で無料SNSを活用することを出来にくくしていく、という傾向は今後ますます強まりそうなのです。
次世代の販路拡大ツール=ファンだけの濃密空間、オンラインサロン
そんな流れの中、隆盛の時を迎えているサブスクリプション型オンラインサロンでは、主宰者が1から開発した商品がロングセラーを続けたり、サロン内で「買って応援」の支援の輪が広がり、個性ある商品のメーカーが助けられたり…といったエピソードが後を絶ちません。
その理由はといえば、やはり「オンラインサロンユーザーは最強のコンテンツ応援団」である、という部分にあるでしょう。
オンラインサロンに入会するまでの間、ユーザーは様々な形で主宰者のサービスの利点を学び、じっくりと知り、そして”ファン”になるという過程を踏んでいます。
つまり、今までの無料有名SNSでのマーケティングとオンラインサロン内での販路促進の圧倒的な違いは、購入行動まで心理的に非常に近しい距離にいるユーザーばかりという状態に既に変化し終えているネットユーザー集団に向けたものである、ということになります。
更にオンラインサロン会員の購入行動のハードルを低くするには、システムとして各種販売プラットフォームへの接続がスムーズである事。
商品を選びやすい、利便性の高いインターフェイスでの導入、支払いフェーズにおけるスムーズさなどもチェックすべき項目です。