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オンラインサロン運営者ならチェックは必須!”勘定科目”基礎知識

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皆さんこんにちは。今回は、このブログを日々チェックしてくださっているオンラインサロン運営者の方なら必須の知識である、複式簿記の仕訳処理で帳簿に記載する”勘定科目”について基礎的な知識を解説していきたいと思います。

勘定科目とは?

勘定科目とは、企業が行った取引の内容を分類するために使われる簿記の科目のことです。勘定科目は、資産、負債、純資産、収益、費用の5つのグループに分けられます。例えば、現金や預金は資産に、買掛金や借入金は負債に、売上や仕入は収益や費用に分類されます。勘定科目は、仕訳や財務諸表の作成に必要なものです。

例えばこんな”勘定科目”

他社の社員を接待するために使った飲食費は、どのような勘定科目に分類すれば良い?

他社の社員を接待するために使った飲食費は、一般的に「接待交際費」という勘定科目に分類します。接待交際費とは、事業に関係のある人や企業に対して使った費用のことです。ただし、接待交際費は経費にできる範囲が法人の規模によって異なります。また、1人あたりの費用が5,000円以下の場合は、接待交際費ではなく「会議費」という勘定科目になることがあります。

仕事の出張の為に使用した車のガソリン代はどのような勘定科目に分類すれば良いですか?

仕事の出張のために使用した車のガソリン代は、一般的には「旅費交通費」という勘定科目に分類します。旅費交通費とは、業務に必要な旅費や交通費のことで、公共交通機関の交通費や出張時の宿泊費なども含まれます。ガソリン代を旅費交通費に含めると、車両の維持管理にかかる費用と分けて管理できます。ただし、出張の多い業態や営業部門が公共交通機関を頻繁に利用する場合には、ガソリン代を把握しにくくなる可能性があるので注意が必要です。その場合は、「燃料費」という勘定科目を使っても良いでしょう。燃料費とは、燃料代のことで、ガソリンや軽油などが該当します。燃料費を使うと、ガソリン代と車両費や旅費交通費とを分けて管理できます。ガソリン代の勘定科目は、会計上・税務上どちらにおいても決められていないので、会社の規模や業態、車の使用頻度などに応じて最適なものを選ぶことができます。ガソリン代の仕訳としては、現金勘定などを相手勘定として費用計上します。例えば、ガソリン代を旅費交通費として仕訳する場合は、以下のようになります。

【ガソリン代の仕訳】
借方 貸方
旅費交通費 1,000 現金 1,100
仮払消費税 100

ガソリン代の経費精算については、車の移動距離を入力すると、あらかじめ登録された距離単価とかけあわせ、燃料費を自動算出できる経費精算システムを利用すると便利です。経費精算システムによっては、車の排気量に合わせた単価設定や、精算日ごとの単価設定などにも対応しています。経費精算システムを導入すると、精算時の計算ミスを防げるだけではなく、精算の手間も大幅に省けます。

勘定科目のココに注意が必要!

勘定科目の項目設定で特に注意すべきことは、以下の3点です。

  • 一般的に使用される勘定科目を設定すること。財務諸表は外部に提示することもあるので、第三者が見ても理解できるようにする必要があります。
  • 一貫性をもって勘定科目を使用すること。一度選択した勘定科目は継続して使う必要があります。ただし、業務形態が変わった場合などは、例外的に勘定科目の変更が可能です。
  • 勘定科目は5つのグループに分類すること。勘定科目は「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の5つのグループに分けられます。各グループにはさらに細かい区分がありますので、取引内容に適した勘定科目を選ぶことが重要です。

以上のことを意識して、勘定科目の項目設定を行ってください。

まとめ

複式簿記は会社の経営にとってとても重要です。複式簿記は、以下のようなメリットがあります。

  • 財務諸表(貸借対照表や損益計算書)の作成ができること。これにより、会社の財政状態や経営成績を正確に把握することができます。
  • お金の流れが明瞭になること。複式簿記では、取引の原因と結果の両方を記録するため、お金の出入りや残高を詳細に追跡することができます。
  • 財務諸表の比較が可能となること。複式簿記で作成される財務諸表は、一定のルールに基づいて作成されるため、期間や企業間の比較が容易になります。

複式簿記は、会社の経営に関する重要な情報を提供するだけでなく、経営判断や計画の基礎となるツールでもあります。そのため、複式簿記の理解と活用は、会社の経営にとってとても重要です。

このように会社にとって非常に重要な複式簿記に使用される”勘定科目”。
オンラインサロン運営者であれば、理解を深め、しっかりと活用していきたいですね!

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