ビジネス活用や、趣味の同好会、資格取得など、オンラインサロンには様々な種類があります。
しかし、オンライン上とはいえ、人が集まって交流する場なのですから、主催者の皆さんには、サロン内で必ず置いてほしいコーナーがあります。
それは「自己紹介」と「質問」の2種類のコーナーです。
なぜ、オンラインサロンには、これら2種類のコーナーを設置すべきなのでしょうか。
書き込むことが思いつかない人も、書き込める
これらのコーナーには、メンバーの参加意識をより高め、育てていく効果があります。
オンラインサロンを盛り上げるために、主催者が「何か書き込んでください」と呼びかけても、自由度が高すぎて「何を書けばいいんだろう」「こんなくだらないことでも書いていいのかな」と、メンバーを迷わせてしまいます。迷わせてしまうと、萎縮して書き込みが入りにくくなるのです。
そこで、主催者が「新規メンバーの方は、まず自己紹介やプロフィールを書き込んでください」「○○について、どんな疑問でも書き込んでください。私を含めて、誰かが答えてくれます」などとしっかり誘導することによって、投稿やコメントのきっかけが作られます。
一度「最初の書き込み」というハードルを超えたメンバーは、2度目、3度目と書き込んでくれるようになるものです。書き込まなくても、定期的に読みに訪れるなど、あなたのオンラインサロンとの接触回数が増えていきます。
「お題」や「ツッコミじろ」があれば、抵抗なく書き込める
メンバーは増えているのに、投稿やコメントが少なくて盛り上がらないと、主催者としては寂しい思いをするかもしれません。
「遠慮なく書き込んでくださいね!」と呼びかけるのも大切ですが、もっと大切なのは、書き込みやすいサロンの雰囲気をつくることかもしれません。
参加しているけれども書き込まない「ROM専」のメンバーは、なんとなく書き込みたくないわけではありません。書き込む理由やきっかけがないために、具体的な行動を起こせずにいるのです。
そこで、様々なテーマやお題に関するスレッド(最初の投稿)を作成し、コメントを付けるきっかけをたくさん作ってみると、「盛り上がらない」というお悩みに対する解決の糸口になります。
「失敗談ありますか?」なら書き込める人もいれば、「自慢話ありますか?」と聞かれると、たくさん書き込みたい人もいます。「最新情報」をたくさん教えたい人もいます。あるいは、主催者自らが、質問や失敗談、ユニークな体験などを書き込めば、そこへツッコミを入れたくなるかもしれません。
オンラインサロン上に、いろんな問いかけを投げて、きっかけの「種」を蒔いてみましょう。
そして、メンバーの最初の投稿について、主催者が素直に感謝の気持ちを伝えたり、他のメンバーがさらに盛り上げるコメントを付けたりすると、そこから盛り上がっていく呼び水ともなりえます。
こうした地道な試行錯誤の繰り返しが、オンラインサロンの雰囲気をいい方向へ変えていくのです。