オンラインサロンは、メンバーが増えれば増えるほど、高額の安定収入が約束されるため、主催者にとっては経営上のうまみがあります。
安定収入が確保されているからこそ、メンバーの参加意欲や満足度を高めるため、新しい企画に対してさらなる投資をすることもできるのです。
ただ、メンバーが増えると様々な価値観が交錯し、運営が難しくなりやすいデメリットもあります。
そこで、メンバーを増やしすぎないまま、オンラインサロンの収益を安定させる対策のひとつとして有効なのが「企業タイアップ」です。
提携する企業から定期的に報酬を受け取る代わりに、サロンの内外でその企業の商品やサービスのPRに協力する関係性を結ぶのです。
この記事では、企業タイアップを取り付けるためのヒントと注意点についてお届け致します。
オンラインサロンのテーマに合う企業にオファーをかける
タイアップについては、知り合いの経営者に頼み込むパターンもありえます。しかし、よほど大勢の経営者の知人がいない限り、広報・PR予算に余裕があって、かつ、オンラインサロンとタイアップを組むことの魅力やうまみについて理解する経営者は、なかなか思い当たらない場合もありえます。
そこで、オンラインサロンのテーマと合致している点を優先して、思い当たる企業に直接オファーをかけて「一本釣り」にチャレンジしたほうが、よほど未来が開ける可能性があります。
- メンバーの人数
- そのうちのアクティブメンバーの人数
- オンライン/オフラインでの活動内容
といった基本情報を開示して、企業側の商品やサービスの購入や認知に繋がりうる点をアピールできるようにしておきましょう。
ただ、いくら広報予算が潤沢な大企業にオファーをかけても、オンラインサロンのテーマに合わなければ、企業側にタイアップのうまみがありません。やはり、サロンメンバーが見込み客になりうることを期待してタイアップを行うからです。
アフィリエイトという手もある
直接交渉では手間も負担もかかりますが、広告掲載サイトを募集している企業をオンライン上で公開しているアフィリエイトプラットフォーム(A8netやバリューコマースなど)を通じて、契約登録をして、オンラインサロン上にバナーなどを貼り付ければ、簡単に有料での企業タイアップが完了します。
アプローチや交渉の必要がない手軽さが人気です。
ただし、アフィリエイトプラットフォームに載っている企業としか関われませんし、商品やサービスの購入に繋がった場合の報酬額は基本的に企業側の言い値ですので、オファーの自由度は大幅に制限されます。