現在 674 記事を公開中です

オンラインサロンの構築と運営に必要な「ルール(規約)作り」

法人向けオンラインサロン制作なら

オンラインサロンは、インターネット上につくられて、一定の目的の下に人々が集まって情報交換をするコミュニティです。実社会で近くにいる人々とは合わない話題でも、オンラインサロンなら、遠くにいて価値観の近い人とコミュニケーションを採れるのが魅力です。

ですから、物理的な距離を飛び越えて、人々の関係性を改めて再構築するオンラインサロンは、インターネット上に新たな「サークル」や「街」をつくっているのに等しいのです。

サークルや街のように、行動や思いが異なる多くの人々が集まる場では、その利害を調整して全体のバランスを取るための「規約」や「条例」などのルールが必要となります。つまり、オンラインサロンでもメンバーが共通して守るべきルールをつくっておくといいでしょう。

交通ルールのイメージ

なぜ、ルールが必要なのか?

ルールがあると、オンラインサロンの自由な雰囲気が削がれるということで、ルールを定めたがらない主催者もいます。しかし、何を絶対にしてはいけないのかがしっかり決まっているからこそ、メンバーは安心して行動できるのです。「ルールあってこその自由」というものもあります。

ルールがハッキリしているからこそ、サロンの雰囲気を維持する以外の前向きな議題について積極的に話し合うことができます。

また、サロンメンバーが数百人、数千人の規模になっていくと、数人・数十人規模のルールとはまた違ったものが必要になります。メンバーの良識を全面的に信じる性善説ではリスクが高く、ある程度は違反に対するペナルティなどで牽制する必要があります。

それでも、ルールが「~してはならない」「~しなければならない」などの否定や義務などが多いと、メンバーの積極性や意欲が下がることもあります。書き方には十分注意しましょう。

ルールのイメージ

どういうルールが必要か?

ここではオンラインサロンの運営に関して、最低限あったほうがいいルールについてご提案します。

新規加入ルール

もし、会費の納入以外で参加資格がある場合は、ルールにしっかりと明記し、トラブルが起きないようにします。
また、宣伝、勧誘、反社会的活動など、不都合な目的での利用を制限するルールも、念のため作っておきましょう。自分勝手な利用への牽制にもなります。

運営ルール

何を書き込んでよく、何を書き込んではいけないのか、ルールでハッキリ書いておきましょう。書き込み禁止の事項が少なければ、そのオンラインサロンは自由な印象を与えます。

また、メンバーが自主的にイベントを開催したり、「サロン内サロン」を開設したりするときのルールも決めておきます。全面的に自由にすることも、全面的に禁止することもできます。

さらに、非公開の有料サロンだからこそ、サロンで知ったことの「口外禁止ルール」(守秘義務)も、最も重要なルールのひとつです。

決済ルール

有料オンラインサロンでは、最もトラブルが起きやすい要素のひとつです。
月会費の額はもちろん、無料お試し期間があるときは、具体的な期間も含めて必ず明記しましょう。
また、月の途中で入会や退会をするとき、その月の会費の支払いはどうするのかは、必ず明記します。

退会ルール

メンバーが自主的に退会する場合以外に、主催者の判断で強制的に除名できる場合があれば、必ず具体的にルールに明記しておかなければなりません。あいまいな書き方はトラブルの元です。

法人向けオンラインサロン制作なら