オンラインサロンには、いくつか種類がありますが、ここでは、他人と出会うことを第一の目的とする「マッチング・人脈系」のオンラインサロンについて、その特徴などをご紹介します。
同じ目的の人々が集まるオンラインサロンには、 もともとマッチング機能(人脈構築機能)が備わっています。
たとえばTOEICで満点を取るほどの英会話の達人が運営するオンラインサロンがあるとして、そこに参加するメンバーの参加目的の第一は「その主催者から英会話を学びたい」ということでしょう。しかし、そのサロンに参加するメンバー同士の横の繋がりが持てるのも、オンラインサロンのもうひとつの魅力なのです。
その点、マッチング・人脈系のオンラインサロンは、参加メンバー同士の繋がりを持つことが第一の目的とされています。たとえば、ビジネスパートナーを探すためのオンラインサロンや、婚活目的のオンラインサロンなどが代表的です。
では、こうした「たくさんの人に出会う機会を提供する」ことを主要目的にしたオンラインサロンを開設し、運営し続けていくには、どのようなところを意識すべきなのでしょうか。
主催者に集まるというより、「場」に集まる
人脈・マッチング系のオンラインサロンでは、主催者の実績や魅力などはあるに超したことはありません。ただ、人脈が多い、あるいは集客力が高いなどのスキルがあれば、十分に運営できます。
なぜなら、ビジネス系や趣味系などのサロンと異なり、人脈・マッチング系のサロンには、主催者の個性より先に「同じ目的の人が多く集まっている状態」が注目されて、さらに人が呼び込まれていく特徴があるからです。
もともと、特定の目的を持つ知り合いが多くいて、人脈が豊富な方の場合、このタイプのオンラインサロンの主催者として成功できる可能性があります。
あるいは、特定ジャンルの顧客リストを持っている人も有利です。また、集客を支援するアフィリエイターの協力を得たり、あるいはWeb広告を打ったりできる予算的余裕を持っている場合も、集客力の面で人脈・マッチング系のオンラインサロンを運営させることができるでしょう。
集客はスタートダッシュで決めましょう!
人脈・マッチング系のオンラインサロンでは、「メンバーを徐々に集める」ということが比較的難しいという特徴があります。
メンバーは「他のメンバーに出会える」ことを期待して参加するという性質上、参加メンバーが少ない「人脈・マッチング系」オンラインサロンには、価値を見いだされにくく、不利になります。それで、入会数より退会数のほうが増えて衰退してしまう悪循環に陥りやすいのです。
人脈・マッチング系のオンラインサロンでは、まず最初から多くのメンバーを確保しておくことが成功の基本です。その点で、限られた主催者にしか開設できない難しさがあるでしょう。